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基礎的医薬品は代替調剤できるのでしょうか?

ojiyaku 0
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基礎的医薬品は代替調剤できるのでしょうか?

平成28年4月の薬価基準収載品目リストの変更により、これまで後発医薬品区分であった一部の医薬品が「基礎的医薬品」となったため、後発医薬品区分からはずされました。

基礎的医薬品リスト


2016年9月15日疑義解釈その7~基礎的医薬品の解釈について~

これにより平成28年3月までは代替調剤できていた一部の医薬品が、4月以降「代替調剤できるかどうか不明確」という状況におかれています。

医薬品の区分を大きく分けると以下の4つに分類できます。
①後発医薬品がない先発医薬品
②後発医薬品がある先発医薬品
③後発医薬品
④昭和42年以前に承認・薬科収載された医薬品及び平成28年度診療報酬改定における「基礎的医薬品」の対象成分

今回は④に分類されている医薬品についての取り扱いについて調べてみました。

④に分類されている医薬品の主なリストを記します
・ツムラ葛根湯、クラシエ葛根湯、オースギ葛根湯、コタロー葛根湯、マツウラ葛根湯、テイコク葛根湯などの漢方薬
・プロペト、白色ワセリン「ケンエー」、「ヨシダ」、「日医工」など
・コデインリン酸塩1%「シオエ」、「タカタ」、「タケダ」「マルイシ」
・リン酸コデイン散1%「イワキ」、「フソー」、「メタル」など
・ケフラールカプセル250mg、セファクロルカプセル200mg「JG」、「SN」「サワイ」など
・ケフレックスカプセル250mg、セファレキシン250mg錠など
・タンナルビン「ヨシダ」、タンニン酸アルブミン「ケンエー」など
・ビオチン散0.2%「フソー」、「ホエイ」
・ミノマイシン顆粒2%、ミノサイクリン塩酸塩顆粒2%「サワイ」
・ロートエキス散「ケンエー」、「ホエイ」「ニッコー」
・酸化マグネシウム「マルイシ」重カマ「ヨシダ」、重質酸化マグネシウム「ケンエー」など

処方箋に一般名が記載されている場合、上記薬剤は各メーカーを気にすることなく調剤することが可能です。しかし、処方箋に先発医薬品名または後発医薬品名が記載されている場合は、話が変わります。

基礎的医薬品リスト


2016年9月15日疑義解釈その7~基礎的医薬品の解釈について~

~代替調剤とは~
原則として薬剤師は処方箋通りに調剤しなければならないのですが、例外ルールとして先発医薬品から後発医薬品、または後発医薬医薬品から他のメーカーの後発医薬品へ調剤することができるというルールのことを言います。

上記薬剤は④昭和42年以前に承認・薬科収載された医薬品及び平成28年度診療報酬改定における「基礎的医薬品」の対象成分に分類されていますので、”後発医薬品”ではありません。そのため一見すると代替調剤をしてよさそうに見えるのですが、実際のところは・・・「④分類の医薬品を代替調剤してよい」というルールがないために、現状解釈ではグレーゾーン(またはアウト?)などの見解がわかれるところと解釈しています。

私の主観で上記薬剤をパッと見た感じでは、「ツムラの漢方薬をクラシエの漢方薬に代替調剤することはできないであろうなぁ」ということを経験からイメージします。一方で、良いか悪いかはわかりませんが、カマや白色ワセリンの処方に対してメーカー違いの薬を「代替調剤」と称して調剤した記憶があるような・・・・気がします(疑義照会していません)。その際、返戻はありませんでした。カマや白色ワセリンの代替調剤が容認される?のであれば、漢方の代替調剤は?と考えてしまいがちですが、あくまで④分類の医薬品に関して、代替調剤可能という公式ルールはありません。

一部の解釈ですが、局方品に関してレセコン申請する際、メーカー名に区別がない(同一コード)品目があったために支払基金側がメーカー名を把握できなかった(突合点検をする際に、メーカー名がわからない品目があった)という過去の経緯があったようです。そのため局方品はメーカー違いを調剤しても支払基金側には「わからない」という解釈が広まり、局方品は代替調剤してよいという風潮になったのかもしれません。(詳細は不明です)

カマや白色ワセリン、タンナルビンやビオチン散が記載された処方箋を面で受けた場合、薬局に在庫しているメーカーと違うメーカーが処方箋に記載されていれば、現行ルール上は代替調剤できるというルールがないため、疑義照会をすることが無難かと思います。

 

基礎的医薬品リスト


2016年9月15日疑義解釈その7~基礎的医薬品の解釈について~

2016年9月15日に疑義解釈その7が公開され、
「基礎的医薬品であって、平成28年3月31日まで変更調剤が認められていたもの(「診療報酬における加算等の算定対象となる後発医薬品」等)については、従来と同様に変更調剤を行うことができる。」
という解釈となりました。

 

追記(2018年4月15日)

基礎的医薬品対象品目(H30年4月1日)は平成28年3月31日までの変更調剤ルールに従う

医薬品区分がない(空欄)医薬品うち、対応する後発医薬品があるものについては代替調剤可能

例:ユベラN、メジコン、トランサミンなど

局方品はメーカー違いを調剤するのであれば疑義照会をすることが無難

 

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