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「グループ20店舗以上の調剤薬局」における調剤基本料についての推測

ojiyaku 0
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「グループ20店舗以上の調剤薬局」における調剤基本料についての推測

 

2018年1月12日に厚生労働省の中央社会保険医療協議会 総会から

「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」が公開され、

・基準調剤加算を廃止して新たに新設

・調剤基本料の特例拡大

・薬歴の記載内容追加

など新規改定内容の一部が公開されました。

「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”

例年の流れでいきますと6回程度の審議を踏まえて2月上旬に新点数が発表される感じでしょうか。

 

調剤薬局に関する改定内容について、2018年1月12日に公開された(案)と2017年12月8日にすでに開示されていた“調剤報酬(その2)”を見比べてみたときに、どの程度合致しているのかを調べてみました。

 

~基準調剤加算について~

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”では

患者の薬物療法の安全性向上に資する事例の共有について、基準調剤加算の要件に加えることを検討してはどうか。また、副作用報告について、今後の薬局における手引きの整備状況を踏まえ、要件とすることを検討してはどうか。

 

2018年1月12日

→基準調剤加算を廃止して新たな評価を新設

 

とされました。

 

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”に記載されている【論点(案)】が新規改定内容として順次公開されていくかもしれません。“調剤報酬(その2)”における【論点(案)】を確認してみると

 

~調剤基本料関連(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

薬局の収益状況や医薬品の備蓄等の効率性も踏まえ、店舗数の多い薬局、特定の医療機関

から処方箋を多く受け付けている薬局、不動産の賃貸借等の関係がある薬局等の評価を見直すこととしてはどうか。また、医療資源の乏しい地域における評価についてどう考えるか。

保険薬局の店舗別損益状況報告として

総損益差額

1店舗:3.8%(571万円)

2~5店舗:4%(623万円)

6~19店舗:8.3%(1298万円)

20店舗以上:12.1%(2666万円)

敷地内薬局:14.9%(3690万円)

医療モール内:12.9%(3183万円)

同一法人の保険薬局の店舗は多店舗化するにつれて収益率が高くなる傾向が示されております。また、敷地内薬局・医療モール内薬局の損益状況が高い傾向が示されています。

「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”

このことから調剤基本料の算定要件として

・処方箋受付回数

・処方箋集中率

・月4万回超のグループ

という既存の要件に加えて

・店舗数の多い薬局

・特定の医療機関から処方箋を多く受け付けている薬局

・不動産の賃貸借等の関係にある薬局

・敷地内薬局

などの要件が加味される可能性が示唆されます。

 

2017年12月8日“調剤報酬(その2)で記された【論点】のうち、調剤基本料以外の案件については2018年1月12日の「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」にて以下のように記されておりました。

 

~かかりつけ薬剤師(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

患者の同意に基づくかかりつけ薬剤師指導料の算定の適切な推進の観点から、同意の必要性を患者及び薬剤師の双方で確認することとし、かかりつけ薬剤師指導料等に関する同意書の基本的様式を明らかにするといった措置を検討してはどうか。

2018年1月12日

→同意書取得の様式を整備する

 

~かかりつけ薬剤師(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

かかりつけ薬剤師としての業務を一定以上行っている場合に調剤基本料の特例対象から除外することとしているが、この規定について、廃止を含めて要件の見直しを検討してはどうか。

→今後の方針待ち

 

~対人業務(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

薬剤服用歴の記録について、次回の服薬指導の計画を加えるなどの見直しを行ってはどうか。

2018年1月12日

→継続的な薬学的管理・指導等を推進するため、薬剤服用歴の記録に次回の服薬指導の計画を追加することなどを通じ、薬剤服用歴管理指導料等について評価を見直す。

「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”

~対人業務(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

薬剤服用歴管理指導料について、手帳の活用を十分に推進できていない薬局の評価の引き下げを検討してはどうか。

 

2018年1月12日

→適切な薬学的管理・指導の推進の観点から、薬剤服用歴管理指導料について、適切な手帳の活用実績を要件とし、当該要件に応じた評価に見直す。

 

~対人業務(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

対物業務から対人業務へのシフトを促す観点から、調剤料の評価の見直しなどについて、前回改定に引き続き進めることとしてはどうか。

2018年1月12日

→対物業務から対人業務への構造的な転換を進めるため、内服薬の調剤料の評価を見直すとともに、対人業務に係る薬学管理料を充実させる。

~対人業務(2017年12月8日“調剤報酬(その2)より)~

医療機関の求めに応じて、服薬期間中の患者の服薬状況等をフォローアップし、医師等と共有することで、服薬アドヒアランスの向上や、患者の薬物療法の安全性に資する業務を推進してはどうか。

 

2018年1月12日

→基準調剤加算のかわりに新設される評価として「薬物療法の安全性向上に資する事例の報告や副作用報告体制の整備を要件とする」とあります

「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」

2017年12月8日“調剤報酬(その2)”

以上のことをふまえますと、調剤基本料に関しても“調剤報酬(その2)”で示された多店舗薬局・敷地内薬局などの案件が、なんらかの形で記されるのではないでしょうか。

“多店舗“という言葉が何店舗以上をあらわすかという点も焦点となるかもしれません。




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