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透析患者におけるMg濃度の軽度の上昇は骨折リスクを軽減する

ojiyaku 0
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透析患者におけるMg濃度の軽度の上昇は骨折リスクを軽減する

 

日本透析医学会は11万人以上の血液透析患者さんを対象として血清マグネシウム濃度と大腿骨折近位部位骨折リスクの関係について報告を行いました

透析患者における血清Mg濃度と骨折リスクの関係

 

透析液マグネシウム濃度の検討

 

対象患者

18歳以上で大腿骨折近位部位骨折の既往がない血液透析患者11万3683人を血清マグネシウ濃度により

1群:2.3mg/dl以下

2群:2.4〜2.6mg/dl

3群:2.7〜2.8mg/dl

4群:2.9mg/dl以上

と振り分け、骨折リスクについてデータを解析しています。

 

結果

2年間で2305人が新規で大腿骨折近位部位を骨折しており、各群における骨折発症率は

1群(2.3mg/dl以下群):2.63%

2群(2.4〜2.6mg/dl群):2.08%

3群(2.7〜2.8mg/dl群):1.76%

4群(2.9mg/dl以上群):1.49%

 

という結果となり、血清Mgの濃度が上昇するに伴い骨折リスクが有意に低下するというデータとなりました。この結果は男女間でも差はありません。

透析患者における血清Mg濃度と骨折リスクの関係

透析液マグネシウム濃度の検討

1群(2.3mg/dl以下群)は4群(2.9mg/dl以上群)よりも骨折リスクが1.23倍高いというデータとなります。また血清Mg値が1mg/dl上昇するごとに骨折リスクが14.3%低下すると報告しています。(Mg値の上限は4mg/dlまで)

 

「透析患者におけるMgの過剰投与は高マグネシウム血症をきたすため、Mg上昇がもたらす有害事象は十分に認識すべきとしながらも、軽度の高マグネシム血症程度は新規大腿骨折リスクを軽減する」とまとめています。




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