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嚥下困難な患者さんや経管栄養を必要とする患者さん、薬が飲みにくい患者さんに対するお薬の投与方法として「簡易懸濁法」があります。
「簡易懸濁法」とは、錠剤やカプセルを粉砕せずに、そのまま温湯(約55℃)に入れて崩壊・懸濁させ、経管栄養チューブから投与する方法です。
錠剤を粉砕する手間がかからないため、粉砕時に薬剤を吸入するという健康被害を回避できるだけでなく、投与する直前まで薬の処方内容を確認することができ、薬剤の品質低下、処方変更による薬剤ロス、配合変化などの回避できるためにも有用な方法と考えられます。
一方で、薬剤が微温湯で懸濁可能かどうかを確認する必要があるほか、経管栄養チューブの閉塞リスクを確認する必要があります。
経管投与ハンドブック を活用したり、ネット上に公開されているPDFファイルを確認して簡易懸濁の可否を確認されているかと思います。
ただ、医療機関によって採用している経管栄養チューブのカテーテルサイズ(フレンチ)も違いますし、蛇口をひねって出てくるお湯の温度や、簡易懸濁時間も異なるため、医療機関ごと、各病棟へ配布する用として採用薬についてオリジナルの簡易懸濁可否の表を作成しているケースもあるかと思います。
インターンネット上で簡易懸濁に関するデータベースを検索するとPDFファイルが提供されているケースが多いのですが、自分で変更可能なエクセルファイルで提供している頻度が低いと感じましたので、エクセルファイを作成しました。ご利用の方は以下よりdownloadしてください。
ブラウザはgoogle chromeを推奨したします。
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