イルアミクス、ナルフラフィン、ミノドロン、ラモトリギンなどの初収載となるジェネリック医薬品が2018年6月15日に発売されることがわかりました。ジェネリック医薬品を発売するメーカーを見てみると、イルアミクス配合錠に関しては先発メーカーを含む13社から発売されます。しかし、それ以外の品目を見てみると、先発メーカーの名前は乏しく、後発メーカーだけが参入している品目が多い印象です。
・イルアミクス配合錠HD/LD(先発:アイミクス配合錠)
13社から発売され、大日本住友製薬からAG薬が発売されます。先発品のアイミクス配合錠に含まれているアムロジピンとイルベサルタンの配合に関しては独特の製剤特許が残っています。そのため後発医薬品を発売する各種メーカーは、2成分を層状に製剤してみたり、混合してみたりと各社工夫がみられます。
2018年6月15日(金曜日)発売予定の初収載ジェネリック医薬品
炭酸ランタンOD錠を発売するメーカーが2社、炭酸ランタン顆粒分包を発売するメーカーが3社あります。
ナルフラフィンカプセルを発売するメーカーが8社、ナルフラフィンOD錠を発売するメーカーが2社、ナルフラフィンODフィルムを発売するメーカーが1社あります。
フレカイニド50mg/100mgを発売するメーカーは2社あります。錠剤の刻印を見てみると、寿製薬はアルファベット印字、ファイザーはカタカナ印字となっています。
普通錠を発売するメーカーが5社、OD錠を発売するメーカーが2社です。10mg普通錠については、割線を入れているメーカー(小林化工、サワイ、日医工)と割線を入れていないメーカー(日本ジェネリック、サンド)に別れます。2108年3月に、すでに薬価が同じAG薬が発売されております。
ミノドロン錠1mgを発売するメーカーは8社、ミノドロン錠50mgを発売するメーカーは9社あります。50mg製剤のパッケージを見てみると、パッケージを折り曲げて錠剤を出すタイプ(サワイ)もあれば、小児の誤飲防止のために2段階の手順で錠剤を取り出すタイプ(日医工)など様々な特徴があります。
・ラモトリギン(先発:ラミクタール)
ラモトリギン2mgおよび5mgを発売するメーカーは2社、25mgおよび100mgを発売するメーカーは4社あります。日医工の製品に含まれる添加物のリストと先発品に含まれる添加物のリストが同じであることを確認しました(AG薬ではありませんので、配合率は異なります)。日本ジェネリックと共和薬品の製品は刻印がカタカナ表示となっています。それ以外のメーカーはアルファベット表記です。先発品と後発品で適応症が異なります
日東メディック1社だけが発売します。
ドルモロール配合点眼液を発売するメーカーは3社あります。日東メディックから発売される商品の添加剤の種類が先発品と同じです(配合率は異なります)。
ブリンゾラミド懸濁性点眼液を発売するメーカーは2社あります。
2018年6月15日(金曜日)発売予定の初収載ジェネリック医薬品