おじさん薬剤師の日記

調剤薬局で勤務するおじさんです。お薬のはたらきを患者様へお伝えします

診療報酬改定

後発医薬品調剤体制加算75%、85%へ

投稿日:2018年1月18日 更新日:

後発医薬品調剤体制加算75%、85%へ

 

厚生労労働省は2018年度調剤報酬改定における後発医薬品調剤体制加算を

 

後発医薬品調剤体制加算1:後発医薬品の調剤数量が75%以上の場合

後発医薬品調剤体制加算2:後発医薬品の調剤数量が85%以上の場合

 

という2段階とする方針であるが報じられました。

 

日本ジェネリック製薬協会による2017年第二四半期の後発医薬品の使用率は

数量ベースシェア:68.8%

薬価本調査ベース:65.8%

調剤医療費(電算処理分)の動向:68.6%

と報道されていますので、後発医薬品調剤体制加算を得るためには、これまで以上に後発医薬品の使用促進を行う必要があります。

 

診療報酬改定の中にも一般名処方を優遇する記載がありましたので、厚生労働省として後発医薬品の使用を促進していく政策を維持しつつ、調剤薬局としても患者様への後発医薬品の使用促進が求められるかと思います。

日本ジェネリック製薬協会による2017年度第二四半期後発医薬品使用率

 

-診療報酬改定
-75%, 85%, 後発医薬品調剤体制加算, 調剤報酬改定

執筆者:ojiyaku


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

seikatu-hogo-yakkyoku

生活保護受給者は薬局を一元化し、後発医薬品の使用が原則とする報告書

生活保護受給者は薬局を一元化し、後発医薬品の使用が原則とする報告書を厚生労働省がまとめる   厚生労働省の生活保護部会は生活保護受給者が医療機関を受診した後、薬を受け取る薬局を一元化すること …

350-billion-market-drugs

平成33年(2021年)から市場規模350億円以上の医薬品は薬価が見直される

平成33年(2021年)から市場規模350億円以上の医薬品は薬価が見直される   厚生労働省の中央社会保険医療協議会 薬価専門部会において薬価制度の抜本改革についての骨子(案)が公開されまし …

gigisono1

2020年度調剤報酬改定の疑義解釈その5

2020年調剤報酬改定の疑義解釈その5 2020年4月16日、調剤報酬改定の疑義解釈その5が公開されました。 2020年度診療報酬改定に関する疑義解釈その5 2020年度の疑義解釈に関しては、2020 …

yakureki-next-plan

薬歴に次回の服薬指導計画を記載する

薬歴に次回の服薬指導計画を記載する 平成30年度調剤報酬改定の内容が公開されました。薬歴にかんしては「継続的な薬学的管理・指導等を推進するため、薬剤服用歴の記録に次回の服薬指導の計画を追加する」という …

ag-drugs1

AG薬の薬価は0.4掛けルール適用/平成30年度薬価改定(案)を公開

AG薬の薬価は0.4掛けルール適用/平成30年度薬価改定(案)を公開   厚生労働省・中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第140回)において平成30年度薬価改定(案)である薬価制度の抜本 …