厚生労働省は2019年6月28日付で第十七改正日本薬局方第二追補について告示および施行しました。新規で収載された品目は34品目、改正品目は77品目、削除品目は3品目でした。
日本薬局方に収載されると、最低薬価が高くなるというメリットがあります。日本薬局方に収載された医薬品の最低薬価を記します。
錠剤の最低薬価:5.8円→9.9円へUP
粉薬の最低薬価:6.4円→7.4円へUP
注射薬(100ml未満)の最低薬価:58円→95円へUP
日本薬局方は医薬品の性状及び品質の適正を図るための医薬品の規格基準書です。医薬品としての有効性や安全性に優れていて、必要性が高い医薬品が対象となります。医療上の必要性が低くなった品目については削除されることもあります。また安全性の問題などを理由に削除されることもあります。
調剤薬局の業務に関しては、日本薬局方に収載されたから〇〇しなければならないということは特にありません。後発医薬品への変更調剤に関しては従来通り「先発・後発の区分がない局方品への変更調剤は疑義照会が必要であり、先発・後発の区分がある局方品は後発品への変更調剤が可能です。
収載および改正された品目は以下の通りです
アムホテリシンB錠
イソマル水和物
イミプラミン塩酸塩
イミプラミン塩酸塩錠
イリノテカン塩酸塩水和物
ウルソデオキシコール酸
エストリオール
エチゾラム
エチルセルロース
エピルビシン塩酸塩
ガチフロキサシン水和物
ガチフロキサシン点眼液
クロペラスチン塩酸塩
クロラムフェニコール
クロルプロマジン塩酸塩
ゲンタマイシン硫酸塩注射液
ゲンタマイシン硫酸塩軟膏
コレステロール
サッカリン
サッカリンナトリウム水和物
ジクロフェナクナトリウム坐剤
シタグリプチンリン酸塩錠
シタグリプチンリン酸塩水和物
シロップ用クラリスロマイシン
セフィキシム細粒
チペピジンヒベンズ酸塩錠
テイコプラニン
テストステロンエナント酸エステル
デヒドロコール酸
テルミサルタンヒドロクロロチアジド錠
トリアムシノロンアセトニド
ドリペネム水和物
ノルトリプチリン塩酸塩錠
バルサルタンヒドロクロロチアジド錠
バルプロ酸ナトリウム徐放錠A
バルプロ酸ナトリウム徐放錠B
ハロペリドール
ピオグリタゾン塩酸塩グリメピリド錠
ヒドロキシエチルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロコルチゾン
ヒドロコルチゾンジフェンヒドラミン軟膏
ヒドロコルチゾン酢酸エステル
ヒプロメロース
フェロジピン
フェロジピン錠
フシジン酸ナトリウム
ブロムフェナクナトリウム水和物
ブロムフェナクナトリウム点眼液
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル
ベラパミル塩酸塩注射液
ポラプレジンク
ポラプレジンク顆粒
ミノサイクリン塩酸塩顆粒
メストラノール
メチルセルロース
メチルプレドニゾロン
ラノコナゾール
ラノコナゾールクリーム
ラノコナゾール外用液
ラノコナゾール軟膏
リトドリン塩酸塩注射液
乾燥破傷風ウマ抗毒素
軽質無水ケイ酸
結晶セルロース
精製デヒドロコール酸
注射用セファロチンナトリウム
注射用ドリペネム
沈降はぶトキソイド
複方ビタミンB散
無水リン酸水素カルシウム
インチンコウ
オンジ
オンジ末
カンゾウエキス
カンゾウ粗エキス
キキョウ
キキョウ末
キキョウ流エキス
キクカ
ケツメイシ
コウカ
ゴオウ
コロンボ
コロンボ末
ジコッピ
シコン
シュクシャ
センソ
センブリ
センブリ重曹散
センブリ末
テンマ
トウキ
トウキ末
ベラドンナコン
ボウイ
ボウフウ
ホミカ
ユーカリ油
ロートコン
乙字湯エキス
加味帰脾湯エキス
加味逍遙散エキス
葛根湯加川キュウ辛夷エキス
苦味チンキ
呉茱萸湯エキス
十全大補湯エキス
当帰薬散エキス
補中益気湯エキス
防風通聖散エキス
防已黄耆湯エキス
抑肝散エキス