2018年6月発売予定のジェネリック医薬品/タミフルのジェネリック医薬品が承認
2018年6月発売予定となるジェネリック医薬品が承認されました。
初めて発売されるジェネリック医薬品は8成分であり、既存の収載成分も含めて40成分/241品目が承認されております。
以下に主な品目を記します。
~タミフルのGE~
オセルタミビルDS3%「サワイ」
オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」
沢井製薬1社が承認されています。
インフルエンザ治療の内服薬または吸入薬は1回の治療で2000~3000円(薬価ベース)ほどのコストがかかりますので、GEの発売により薬価が半減することは医療費削減にとって有用に感じます。
また、先発品のタミフルドライシロップの味が苦いというかプラスチックのような味というか、とにかく小児が飲みにくい味という印象がありますので、後発品には是非ともそのあたりに力を注いでいただきたいという個人的な希望があります。
~アイミクス配合錠のGE~
イルアミクス配合錠HD/LD
19社が承認されており、東和薬品が普通錠とOD錠を承認されています。
イルアミクス配合錠「DSPB」(DSファーマバイオメディカル)がAG薬となります。
AG薬とそれ以外のGE薬が同時発売ですので価格は同じです。
価格は10社以上から発売された場合は、先発品×0.4となる見込みです。
~ホスレノールチュアブル錠/顆粒分包GE~
炭酸ランタンOD錠・顆粒分包(250mg/500mg)
10社が承認されており、OD錠または顆粒分包という剤形が発売されます。
価格は10社以上から発売された場合は、先発品×0.4となる見込みです。
~レミッチカプセルのGE~
ナルフラフィン塩酸塩カプセル・OD錠・ODフィルム
11社が承認されており、かプセル・OD錠・ODフィルムという剤形が発売されます。
価格は10社以上から発売された場合は、先発品×0.4となる見込みです。
~ボノテオ・リカルボンのGE~
ミノドロン酸1mg
ミノドロン酸50mg
9社が承認されており、1日1回タイプ(1mg)と4週に1回タイプ(50mg)が同時発売となります。
~ラミクタールのGE~
ラモトリギン錠(25mg/100mg)
ラモトリギン錠小児用(2mg/5mg)
5社が承認されており、先発品同様に成人用量・小児用量が発売されます
~タンボコールのGE~
フレカイニド酢酸塩錠(50mg/100mg)
2社が承認されております。
~クラビット点滴静注のGE~
レボフロキサシン点滴静注(500mg/100ml・500mg/20ml)
11社が承認されており、100ml規格と20ml規格が発売されます。
~アンカロン注のGE~
アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」
トーアエイヨー1社が承認されております。
~ベルケイド静注のGE~
ボルテゾミブ静注用3mg「武田テバ」
1社が承認されております。
~その他の品目~
2018年3月1日にタリオン錠・タリオンOD錠のAG薬が発売されますが、2018年6月に追随する形でジェネリック医薬品が6社から発売されます。AG薬よりも薬価が下がります。
今回承認された医薬品は承認習得後26日までに薬価収載希望申請を行い、6月に収載・販売が予定されます。