アスピリン原末メーカー8社が欠品/アセトアミノフェン細粒の出荷状況
アスピリン原末メーカー8社は、山本化学工業がアスピリン原薬の供給を停止しているため欠品となる見通しを公開しました。
該当品目は以下の8社が製造するアスピリン(原末)500g包装、または100g包装です
アスピリン「ケンエー」 健栄製薬株式会社
アスピリン シオエ シオエ製薬株式会社=日本新薬株式会社
アスピリン「日医工」 日医工株式会社
アスピリン「ホエイ」 マイラン製薬株式会社=ファイザー株式会社
アスピリン「メタル」 中北薬品株式会社
アスピリン「ヤマゼン」 山善製薬株式会社
アスピリン「ヨシダ」 吉田製薬株式会社
アスピリン原末「マルイシ」 丸石製薬株式会社
さらに、アスピリン原末に加えて山本化学工業由来のアセトアミノフェン製剤に関しても品薄状況となっている品目があります。
三和化学が製造販売している
・コカールDS40%、小児用DS20%、アルピニ―坐剤100は新規の採用を見送っております。
各社ともアセトアミノフェン錠剤の供給は今のところ通常出荷となっておりますが、アセトアミノフェン細粒20%の供給が最初に枯渇する見通しです。そのためアセトアミノフェン細粒20%に関しては出荷調整を行っているメーカーもあります。
山本化学工業が原末を供給しているアセトアミノフェン製剤としては
~アセトアミノフェン原末~
アセトアミノフェン原末「マルイシ」
アセトアミノフェン「JG」原末
アセトアミノフェン<ハチ>
アセトアミノフェン「ファイザー」原末
アセトアミノフェン「ヨシダ」
~アセトアミノフェン細粒~
カロナール細粒20%、50%
~アセトアミノフェン錠~
アセトアミノフェン錠200mg「JG」、300mg (複数の原末を混合)
アセトアミノフェン錠200mg「NP」 (複数の原末を混合)
~アセトアミノフェンドライシロップ~
アセトアミノフェンDS小児用20%「タカタ」
コカールドライシロップ40%
コカール小児用ドライシロップ20%
~アセトアミノフェン坐剤~
アルピニー坐剤50、100、200
アンヒバ坐剤小児用50mg、100mg、200mg
パラセタ坐剤小児用50、100、200
カロナール坐剤小児用50
アセトアミノフェン坐剤小児用50mg「日新」、100mg、200mg
アセトアミノフェン坐剤小児用50mg「JG」、100mg、200mg
アセトアミノフェン坐剤小児用50mg「TYK」、100mg、200mg
~アセトアミノフェン配合顆粒~
PL配合顆粒
ペレックス配合顆粒
SG配合顆粒
小児用ペレックス配合顆粒
トーワチーム配合顆粒 (複数の原末を混合)
こう見ると、坐薬や配合顆粒における山本化学工業由来のアセトアミノフェン製剤が多い印象を受けます。坐薬と配合顆粒に関してはいまのところ出荷調整の情報は出ていません。一方で、アスピリン原末・アセトアミノフェン細粒に関しては供給が細くなっておりますので、使用量の多い店舗に関しては早めの対策が求められます。