インフルエンザウイルスに感染すると急性心筋梗塞発症リスクが高まる

インフルエンザウイルスに感染すると急性心筋梗塞発症リスクが高まる

 

インフルエンザウイルスに感染が確認された後1週間以内は、急性心筋梗塞の発症リスクが高まるという報告がカナダの研究チームにより報告されました。

概要

インフルエンザに罹患した患者数:19045人

急性心筋梗塞で入院した患者数:487人

インフルエンザに感染して1週間以内に急性心筋梗塞で入院した患者数:20人

インフルエンザウイルスに感染すると急性心筋梗塞発症リスクが高まる

上記の人数を検証したところ、インフルエンザに感染して1週間以内に急性心筋梗塞を発症した割合は、それ以外の期間に急性心筋梗塞を発症した割合に比べて6.05倍のリスクであることが示されました。8日目以降から先1か月までを観察したところ、このリスクが低下しています。

 

ウイルス検出後7日目以内における急性心筋梗塞の発症率を確認してみると

B型インフルエンザ:10.11倍

A型インフルエンザで:5.17倍

RSウイルスで:3.51倍

その他のウイルス:は2.77倍

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となっております。また年齢別のデータとしては

65歳以上で7.5倍

65歳以下で2.8倍

というデータが示されております。

ウイルス感染と急性心筋梗塞の発症のメカニズムは明らにはなっていませんが、筆者らはウイルス感染による動脈硬化の悪化、血管収縮などが原因として考えられるとしています。

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ojiyaku

2002年:富山医科薬科大学薬学部卒業