平成30年1月17日、中央社会保険医療協議会総会において市場拡大再算定を受ける医薬品のリストが公開されました。
ネキシウム：市場規模の拡大により1000億円超の売り上げ
タケキャブ：特例拡大再算定類似品のため
上記２剤の平成30年度の薬価は、市場拡大再算定による算定額、又は市場実勢価格に基づく薬価改定等による算定額の低い額となります。
ネキシウム10mg：83.4円
ネキシウム20mg：145.1円
タケキャブ10mg：160.1円
タケキャブ20mg：240.2円
トレリーフ錠/トレリーフOD錠：効能追加による市場規模の拡大
サインバルタカプセル：効能追加による市場規模の拡大
アミティーザカプセル：市場規模の拡大
レボレード錠：市場規模の拡大
アフィニトール錠/アフィニトール分散錠：市場規模の拡大
ボトックス注用：市場規模の拡大
ブリディオン静注：市場規模の拡大
リツキサン注：市場規模の拡大
ビダーサ注射用：市場規模の拡大
オプジーボ点滴静注：主たる効能効果の変更に伴う用法用量の変更
キイトルーダ点滴静注：オプジーボの類似品のため
バベンチオ点滴静注：オプジーボの類似品のため
平成28年度診療報酬では市場拡大再算定では15～15％の薬価引き下げ、特例市場拡大再算定では25～50％の薬価引き下げルールが適応されました。平成30年度診療報酬改定では、この減額率がどの程度となるかがポイントとなります。
上記薬剤は3月31日と4月1日では薬価が大きく引き下げられますので、在庫管理を行う際は意識的に在庫縮小を行う必要があります。