2017年1月にC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品2本を、東京千代田区の卸売業者「エール薬品」に持ち込み、販売した疑いで広島県に住む40台の夫婦(無職男性(43)と妻(49))が逮捕されるみこみです。2人は2017年に覚せい剤や危険ドラッグの所持容疑で広島県警に逮捕されて公判中となっています。
偽造ハーボニー販売で夫婦逮捕へ
ハーボニーの偽造品は2017年1月以降で15本が見つかっており、中身はビタミン類や漢方が混入されていました。
警視庁は、偽造ハーボニー15本のうち2本について、この夫婦がエール薬品へ販売したものとして“医薬品医療機器方違反の疑い”で逮捕状をとりました。
偽造ハーボニーの流通経路としてはエール薬品から高洋薬品、大興薬品、フジ薬品へ転売され、高洋薬品からグローバルネットエルズ経由、フジ薬品から野川薬品経由の2ルートで薬局へ納品されたことが明らかとなっていました。
上記の事案を受けて、厚生労働省は「医療用医薬品の偽造品流通防止のためのルール」を設けました。同ルールは平成30年1月31日から施行されます。