2021年に後発医薬品の発売が予想される品目について調べてみました。
イーケプラ錠(レベチラセタム)
年間売り上げ:566億円
てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法という2つの適応症を有していますが、どちらの適応症についても再審査期間を終了しています。(2020年7月に再審査期間終了)
サインバルタカプセル(デュロキセチン)
年間売り上げ:611億円
うつ病・うつ状態 、糖尿病性神経障害・線維筋痛症・慢性腰痛症・変形性関節症に伴う疼痛という適応症を有していますが、すべての適応症について再審査機関を終了しています。(2020年12月にすべての再審査期間が終了済)
ベシケア錠(コハク酸ソリフェナシン錠)
年間売り上げ:202億円
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁の適応症を有しており、再審査機関は2014年に終了していましたが、物質特許はと特許権存続期間延長登録措置により2020年12月27日までの期間延長が認められておりました。2021年に入り、この物質特許が切れましたので、ジェネリック医薬品が発売となる見込みです。