追記:2022年12月8日
厚生労働省は2022年12月8日、後発医薬品の薬価基準追補収載を官報告示しました。
今回新たに収載された医薬品は5成分、45品目です。
・ネキシウム(エソメプラゾールマグネシウム水和物):8社16品目:AGあり(ニプロ)
注)発売する全てのメーカーがカプセル剤であり、懸濁用顆粒分包製材は今回は収載されていません。
・レクサプロ(エスシタロプラムシュウ酸塩):9社22品目
注)沢井・第一三共エスファ・東和薬品はOD錠あり
・ボンビバ静注(イバンドロン酸ナトリウム水和物):4社4品目
・キュビシン(ダプトマイシン):1社1品目
注意)小児の適応はありません。
・ルリコン(ルリコナゾール):1社2品目
注意)クリーム剤、軟膏剤
以前から期待されていた「イグザレルト錠の後発」や「アイリーアの後発」は収載されておりません。
(先発メーカーの子会社がAG薬の承認申請は行っているが、薬価収載されていない現状です)
上記以外の収載品としてはAG薬として以下の品目が収載されています
ケアラム錠のAG薬:イグラチモド25mg「あゆみ」
リピトール錠のAG薬:アトルバスタチン錠5mg/10mg「VTRS」
サムスカOD錠のAG薬:トルバプタンOD錠7.5mg/15mg「オーツカ」
2022年12月に新規で発売されるジェネリック医薬品について、厚生労働省が8月15日に承認申請を行いました。
今回初めて後発医薬品が発売される品目は5成分で、その中でも「ネキシウムカプセル」のジェネリック医薬品発売が最大の注目となっています。
以下にそのリストおよびエクセルダウンロードを添付します。
ネキシウムカプセル(エソメプラゾールマグネシウム水和物)
8社が後発医薬品の承認されました。全社ともカプセル剤での承認となりました。
沢井製薬はカプセル剤に加えて懸濁用顆粒分包製剤も承認取得を得ています。
ニプロがAG薬を発売する見通しです。
レクサプロ錠(エスシタロプラムシュウ酸塩)
9社が後発医薬品の承認されました。
先発医薬品の発売元の持田がAGを発売するかどうかは不明です
沢井製薬、第一三共エスファ、東和薬品はOD錠製剤の承認取得を得ています。
適応症:「うつ病・うつ状態」「社会不安障害」
ボンビバ静注(イバンドロン酸ナトリウム水和物)
4社が後発医薬品の承認申請をおこなっています。
ルリコンクリーム/ルリコン軟膏(ルリコナゾール)
岩城製薬が後発医薬品の承認されました。
適応症:「白癬」「カンジダ症」「癜風」
キュビシン静注用(ダプトマイシン)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の感染症治療薬です。
沢井製薬株式会社が承認取得を得ました。
ケアラム錠(イグラチオド)
3社が後発医薬品の承認されました。
あゆみ製薬がAG薬の承認を得ています。
その他
後追いAGとして
アトルバスタチン錠5mg/10mg「VTRS」(ファイザーUPJ合同会社)(リピトール)
トルバプタンOD錠15mg「オーツカ」(株式会社大塚製薬工場)(サムスカ)
などが承認されました。