厚生労働省は2022年6月16日、後発医薬品の12成分85品目について薬価基準追補収載を官報告示しました。
2022年6月16日官報薬価基準追補収載
フェブキソスタット10mg:7.6円/20mg:13.9円/40mg:25.5円:13社50品目
(フェブリク10mg:27円/20mg:49.5円/40mg:92.5円)
トルバプタン7.5mg:491.6円:5社5品目
(サムスカOD7.5mg:1298.5円)
レボカルニチンFF錠100mg:45.5円/250mg:113.7円:2品目
(エルカルチンFF錠100mg:80.7円/250mg:237.5円)
レボカルニチンFF静注1000mg:466円/500mg:1431円:3社3品目
(エルカルニチンFF静注1000mg:969円)
オメガ‐3脂肪酸エチル98.2円:5社5品目
(ロトリガ219.4円)
ラメルテオン錠8mg:27.9円:1社
(ロゼレム8mg:85.9円)
アザシチジン100mg:15425円/150mg:23138円:3社5品目
(ビダーザ100mg:41714円)
ダサチニブ20mg1438.8円/50mg3380.4円:4社8品目
(スプリセル20mg:4047.4円/50mg:9509.4円)
ベンダムスチン25mg:12565円/100mg:41356円:2品目
(トレアキシン25mg:29020円/100mg:93991円)
テリパラチド56.5μg:5194円:1品目
(テリボン56.5μg:10942円/10967円)
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ドロエチ配合錠)1シート:2882.3円:1品目
(ヤーズ1シート28錠:6328円)
トラマドール塩酸塩OD25mg:12.6円/50mg:22.2円:2品目
(トラマールOD25mg:38.6円/50mg:67.8円)
☆イグザレルト、ディナゲストのGEは収載されませんでした
2022年6月に発売される後発医薬品についての情報が開示されました。厚生労働省は28成分127品目を承認しました。
新規後発品は12成分です。
そのうちAG薬が承認されたのはフェブリク(DSEP)、サムスカ(オーツカ)、ロトリガ(武田テバ)、ロゼレム(武田テバ)、ビダーザ(シオエ)の7成分です。
以下に薬価追補収載が予想される品目を記します。エクセルダウンロード可能です
サムスカOD錠:6社が承認申請
AG薬:トルバプタンOD錠7.5㎎「オーツカ」
注意:AG薬を含むすべてのGEメーカーが取得した適応症は「ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留」のみ。「心不全」に関する適応は再審査危難が残っている
オーツカ/トーアエイヨー/ニプロ▽大塚製薬工場/第一三共エスファ/沢井製薬▽東和薬品
フェブリク錠:14社が承認申請
AG薬:フェブキソスタット錠10mg/20mg/40mg「DSEP」
注意:AG薬の適応症は先発と一緒。それ以外のメーカーの適応症は「〈痛風、高尿酸血症〉」のみ。「〈がん化学療法に伴う高尿酸血症〉」は適応外となる見通し
スプリセル:4社が承認申請
注意:適応症は「再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病」のみ。
沢井製薬/東和薬品/日本ジェネリック/日本化薬
ロトリガ粒状カプセル:6社が承認申請
ニプロ/森下仁丹/沢井製薬/東和薬品/武田テバファーマ/陽進堂
ビダーザ注射用:4社が承認申請
注意:適応症は「骨髄異形成症候群」のみ
AG薬:アザシチジン注射用100mg「シオエ」
シオエ製薬/大原薬品/沢井製薬/日本化薬
トレアキシン点滴静注液:4社が承認申請
注意:適応症は「低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫」「マントル細胞リンパ腫」「腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置」
ファイザー/Meiji Seikaファルマ/コーアイセイ/東和薬品
エルカルチンFF錠/静注シリンジ:3社が承認申請
ニプロ/東和薬品/扶桑薬品
イグザレルト:1社が承認申請(2022年6月薬価収載なし。発売しません)
AG薬:リバーロキサバン錠(バイエル薬品)
リバーロキサバン錠10mg「バイエル」
リバーロキサバン細粒分包10mg「バイエル」
リバーロキサバンOD錠10mg「バイエル」
リバーロキサバン錠15mg「バイエル」
リバーロキサバン細粒分包15mg「バイエル」
リバーロキサバンOD錠15mg「バイエル」
ジュリナ錠:1社が承認申請
ヤーズ配合錠:1社が承認申請
ディナゲスト錠:1社が承認申請(2022年6月薬価収載なし。発売しません)
AG薬:ジエノゲスト錠0.5mg「モチダ」
ロゼレム錠:1社が承認申請
AG薬:ラメルテオン錠8mg「武田テバ」