酒さ(しゅさ)とロゼックスゲルについて(自分まとめ)
ここ最近、ロゼックスゲルを手に取るケースが多いので、酒さとロゼックスゲルについての自分まとめを記載します。
そもそも、酒さ(しゅさ)という言葉を耳にしたのが「ロゼックスゲル」が発売となった2022年以降なので、初老の私にとっては、ごく最近の話なんですね。
酒さ(しゅさ)は別名でロザセアとか赤ら顔(あからがお)などともいわれる症状で、以下のような特徴があります。
・顔に赤みやほてりがでて、発疹などの症状が慢性的にあらわれる
・30代から50代の大人に発症して、女性に多い傾向にある
・鼻、頬、あごに、赤身やほてり、血管拡張があらわれる
・ニキビのようなぶつぶつがでる
・鼻がボコボコとコブのようになる
・目の周りに赤み、ぶつぶつ、結膜の赤身がでる
原因はわかっておりませんが、遺伝微生物の不均衡、免疫異常、紫外線暴露、気温変化などが挙げられています。
ロゼックスゲル(メトロニダゾール)の効果について
メトロニダゾールは細菌や原虫の細胞内で還元されて活性化してDNA複製を阻害することで殺菌作用をしめす薬剤です。
メトロニダゾールは酸素がない嫌気的な環境下で活性化されるため、好気性細菌には効果がありません。そのため嫌気性細菌に対して選択的に作用します。
例としては、ピロリ菌や破傷風菌、トリコモナス、ボツリヌス菌などに対して強い抗菌スペクトルを示します。
メトロニダゾールはDNA鎖のらせん構造を破壊し、複製を阻害することでこれらの細菌や原虫の増殖を停止します。
さらに、代謝過程で生成されるフリーラジカルもDNA損傷に寄与すると考えられています。
酒さへの効果としては、酒さの原因の一つと言われてる「毛包虫」に対する効果が期待されています。
毛包虫は嫌気性環境を好むため、メトロニダゾールが効果的に発揮して殺菌作用を示します。
ロゼックスゲル使用中にアルコールを飲むと、顔面紅潮、吐き気、嘔吐などの症状を呈することがあります。
(血中アセトアルデヒド濃度を増加させるため)
ロゼックスゲルのインタビューフォームには、酒さに対する作用として、メトロニダゾールは、酒さ病変部において増加している活性酸素種の生成を
抑制することで抗炎症作用を示す。また、免疫細胞による TNF-αの産生や貪食細胞の免疫能等を抑制することで免疫抑制作用を示す
と記載されています。

syusa (1)