今回は、私の課題・悩みと、それに対しての向き合い方について記します。
(このページは薬に関する情報ではありませんのでご了承ください。)
追記:2022年7月17日
「エネルギーコントロール生活」を初めて1週間が経過しました。
日常的に口にする頻度の多い食品(ご飯・パン・麺類・肉類・アイス・お菓子など)について上位30品目程度のカロリーをザックリを暗記しました。
その上で、朝昼夕の食事をとる前に、ザックリと○○kcalくらいかなぁとカロリー計算をしてから食事を摂るという生活を1週間してみました。
特に、夕ご飯を食べる前は、
「今日は1日立ち仕事をしていただけなので、1800~1900kcal程度しか消費していないかなぁ」
とか
「今日は休みだったので筋トレをして5㎞ほど走ったので2050kcal程度消費したかなぁ」
というように、1日を振り返ってみるようになりました。
あとは、自分の中で一番変化を感じたポイントは「アイス・お菓子・お酒のつまみ」に手を出さなくなったことです。
アイス:100kcal
ポテトチップス個包装(28g×5袋)の1袋分:160kcal
ピーナッツ個包装(25g×5袋)の1袋分:150kcal
晩御飯を食べた後に、上記のようなアイスやお菓子をむしゃむしゃ食べるだけで、平日であれば私が1日に消費するカロリーを超えます。休日に身体を動かした日であれば、上記3つのうち、どれか1つを食べても大丈夫かなぁくらいのエネルギーを秘めています。「アイス・お菓子・お酒のつまみ」は、少量でハイカロリーな食べ物なんですね。
しかし、正直言いまして午前10時30分とか午後4時とかになると「お腹すいたなぁ」と感じることが多くなりました。これまでですと「お腹すいたなあ」と感じた時に「お菓子をポリポリ食べようかしら」という感じだったのですが、この1週間は「お菓子」に手を出さず、「温かい飲み物」を飲んで対処していました。
これが答えになるかわかりませんが、「お腹すいたなぁ」と感じた時の対応についてはもう少し検討したいと思います。
以下は私が考える「ダイエット」ならぬ「エネルギーコントロール」についての記事です。
私は2022年7月現在で43歳なのですが、40歳を超えたあたりから1年に1kgずつ体重が増えています。お恥ずかしながらこの3年間、見てみないふりをして生活してきました。
体重計に乗る頻度も少なくなっており、年に1回の健康診断が憂鬱な状況でございます。
家族(妻や子ども)に「体重がへらないんだよぉ・・・」と相談すると「ダイエットしなきゃね」という言葉が返ってくるのですが、どうも私には「ダイエット」という言葉がピンときません。ネットで調べると
ダイエット(だいえっと)
食事の量を制限したり、エクササイズや運動をしたりして減量すること。
と記されているのですが、「漠然」というか「ぼんやり」してるなぁと私は感じてしまうんですよね。
色々考えたのですが、私の場合は体重を減らす方法として「ダイエット」ではなく、「エネルギーコントロール」を行ってみようという考えに行きつきました。
私が考える「エネルギーコントロール」とは「体に取り入れるエネルギー量」と「体から出ていくエネルギー量」を“ザックリ“と把握して、急激にではなく日々の生活の中でベスト体重となるまで
「体に取り入れるエネルギー量」<「体から出ていくエネルギー量」
となるように管理してみようという試みであるとご理解ください。
「年を取ると代謝がへるのよね」とか「昔と食べる量は変わらないのに太るわ」
などの会話は患者様とお話ししていて、しばしば耳にする内容なのですが、加齢に伴い代謝量がどの程度減るものなのか、試しに私の場合の基礎代謝量の加齢変化を調べてみました。
基礎代謝とは
体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことで、 生きているだけで消費されるエネルギーのことです。私たちが1日に消費するエネルギーのうち、約70%を占めている言われます。
私が20歳だったころの1日の基礎代謝量:1613kcal
私が30歳だったころの1日の基礎代謝量:1557kcal
私の現在(43歳)の1日の基礎代謝量:1523kcal
私が50歳になったときの1日の基礎代謝量:1483kcal(体重が43歳時点とかわらないとする)
基礎代謝量の計算は以下のサイトを参考にさせていただきました。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736
20歳のころと比べると、40代って1日100kcalも基礎代謝量が下がっていることに驚きました。「食べる量はかわらないのに、体重がふえるのよね」とは、まさにこのことですね。
食べるものにもよるため、一概には言えないのですがザックリとした考えとして7000kcalほどカロリーが体に蓄えられると体重が1㎏程度増えるかなぁという考えがあるようです。ヤバイですね。
また、基礎代謝に関して、身体のどの部分がどの程度のエネルギーが使用されるかを調べたところ、大正製薬さんのホームページに
骨格筋 22%
肝臓 21%
脳 20%
心臓 9%
腎臓 8%
脂肪組織 4%
その他 16%
という記載を確認しました。
筋肉が22%かぁ・・・思っていたよりも割合が低いんだなぁと個人的には感じました。
とはいえ、基礎代謝量をあげるためにできることを考えると、筋肉量を増やすことがいいようですね。あとは・・水分を摂取して体の血流循環を良くして、内臓の働きをちょっと促すことは無意味でないかもしれません。
んーん、筋トレが基礎代謝を上げることに直結するとイメージしていたのですが、影響量は20%程度なんですね・・・誤認しておりました。
(「筋トレしてもすぐには体重が減らない理由」は骨格筋による代謝が基礎代謝量の22%程度だからなのかもしれません。)
次に基礎代謝以外の残り30%の代謝量について調べてみます。
1日のうちで基礎代謝として70%が消費され、残り30%が「歩く」「走る」などの体を動かすことによって消費されるエネルギー量となります。このトータルで消費されるエネルギー量を活動代謝量と呼ぶようです。
私の場合
ほぼ運動しない(通勤、デスクワーク程度)場合の1日の活動代謝量:1828kcal
週1回~2回程度の運動をする場合の1日の活動代謝量:2094kcal
週に3~5回程度の運動をする場合の1日の活動代謝量:2361kcal
と計算できます。
活動代謝量については以下のサイトを参照いたしました。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1567491116
あとは、仕事中で出来ることといえば「立つこと」です。
座っている状態と比較して、直立姿勢をキープする方が多くの筋肉を使うため消費カロリーが増えます。
男性の場合、「座っている」状態と比較して「立っている」状態の方が1分あたり0.19kcalエネルギーを多く消費するという報告があります。
(女性の場合は0.1kcalと報告されています)
また、この直立姿勢によるエネルギー消費量は筋肉量が多いほど消費量が多いようです。
正直な話、今の私の生活では、週に1~2回の運動を行うことが限界かなぁと感じています。あとは、通勤中、仕事中に「直立姿勢時間」を増やすこと。お尻にキュッと力をいれたり、つま先立ちをしたりして、筋力を使うことも長期的に見ると、筋力や代謝量UPの微増に期待ができるかもしれません。
いずれにしても、私の活動代謝量は最大でも2100kcal程度であることがわかりました。
そして、この活動代謝量は年を取ることに減っていくこともわかりました。
あとは、身体に取り入れるエネルギー量をザックリと把握する力を身に着けて実践できれば・・・良さそうです。
食べたもののエネルギー量(何kcalか?)を知ることです。
病院に入院しているのであれば、栄養士さんが管理してくれるわけですが、自宅で行うことは、不可能です。
とはいえ、「体に取り入れるエネルギー量」を把握しないまま、「お腹いっぱい」食べていては、体重が増える一方です・・・
ということで、当面の目標としては1日3食を摂る時に、「いただきます」を言うと同時にザックリと「〇〇kcalくらい」と自認してから食事をとる能力を身に着けることです。
自分が食べる1回分の食品についてのカロリーをザックリと認識します。
・ご飯1杯分:250kcal
・食パン1枚:170kcal
・納豆1パック:85kcal
・カレーライス:600~700kcal(ライスが300kcal、カレーのルーが300~400kcal)
・ブラックコーヒー1杯:8kcal
・私が好きなアイス1本:100kcal
・カップラーメン(麺だけ):350kcal
・味噌汁1杯:58kcal
・鶏のから揚げ(むね肉)1個:77kcal
・とんかつ1枚:450kcal
・ステーキ1枚:350kcal
・そば・うどん1人前:260kcal
・お好み焼き1人前:550kcal
・焼きそば1人前:460kcal
・スパゲッティ1人前:380kcal
・じゃがりこ1個:300kcal
・ポテトチップス60g1袋:336kcal
・シュークリーム:150kcal
・ショートケーキ:350kcal
・どらやき:170kcal
・ピーナッツ1袋:150kcal
・カントリーマアム:50kcal
・炭酸水:0kcal
・卵1個:76kcal
・サンマ1匹塩焼き:200kcal
・鯖の塩焼き1匹:200kcal
・バナナ1本:86kcal
・ヨーグルト1個:42kcal
・ヤクルトカロリーハーフ1本:25kcal
・チョコレート1粒:30kcal
あとはもう、毎日、同じ時間帯に体重計に乗って体重管理を行うこと。
自宅内ではつま先歩きを意識し、1.5kg程度のダンベルを持ってラジオ体操をするという感じでしょうか。
正直言いまして、このブログに自分のダイエット・エネルギーコントロールの記事を記載するかどうか、迷っていたのですが、ここに記載することで、もし一人の方にでもお読みいただけるのであれば、何らかの「覚悟」が自分に芽生えるはず!と思い、意を決して記しました。
「持続可能なエネルギーコントロール」をテーマとして取り組んでいく所存でございます。