エディロールのGE(エルデカルシトール)の外観がよく似ている

エディロールのGE(エルデカルシトール)の外観がよく似ている

 

2020年6月にエディロールのジェネリック医薬品が発売される予定となっていましたが、先日沢井製薬が安定供給に不安があることを理由として発売時期を2020年8月ころ?まで延期する情報が報道されました。

 

一方で、エディロールのジェネリック医薬品を発売する予定の「日医工」については、2020年5月24日時点では特に発売延期の情報は開示されていないため2020年6月発売が予想されます。

日医工のホームページを確認したところ、エルデカルシトール「日医工」(0.5μg/0.75μg)に関する薬品情報が公開されていたので製剤写真を確認したところ、刻印なしのカプセル製剤であり、先発品と外観が非常に似ているなぁと感じました。エルデカルシトール0.75μg製剤はバラ錠(200カプセル)も発売される予定であり、1包化調剤することも想定されております。

 

そこで今回は、先発品エディロールカプセルと後発品エルデカルシトール(日医工)の外観について見比べてみました。

 

以下がエディロール/エルデカルシトールの写真です

EDIROL-ge

 

エディロール(0.75):直径:6.6mm/茶褐色透明

エルデカルシトール(0.5):直径:6.5㎜/茶褐色不透明

エルデカルシトール(0.75):直径:6.5㎜/茶褐色透明

 

エルデカルシトール(0.5)は茶褐色不透明と記されいます。写真を見た感じでは0.5と0.75を区別しにくいように思いますが、実際に手に取ってみると違いが判るのかもしれません。

 

調剤していて困るなぁと感じる点は、先発品エディロール(0.75)と後発品エルデカルシトール(0.75)を分包した場合でしょうか。添付文書上の色・カプセル径を見る限り見分けはつかないように感じます。PTPシートからバラした場合はPTPシートを保管しておけばいいかと思うのですが、バラ錠を使用した場合は先発品なのか後発品なのかを見比べることは難しい気がします。

ojiyaku

2002年:富山医科薬科大学薬学部卒業