武田薬品は好酸球性食道炎治療薬”ブデソニド経口懸濁液(Eohilia)について、米国FDAに新薬承認申請が受理されたことを公開しました。
これにより、FDAの審査を優先的に受けられることになります。
好酸球性食道炎治療薬”Eohilia”がFDAに新薬承認申請受理
武田薬品が開発したブデソニド経口懸濁液(Eohilia)はステロイド成分の治療薬です。
既存の治療薬としては喘息治療薬である”パルミコート”や、潰瘍性大腸炎治療剤である”レクタブル2mg注腸フォーム”が”ブデソニド”を主成分とする医薬品として販売されています。
パルミコートは吸入液ですし、レクタブル直腸フォームはお尻の穴に直接プッシュする製剤であるのに対して、今回、武田薬品がFDAに申請しているブデソニド経口懸濁液は口から飲むタイプ(液剤)のブデソニド製剤(ステロイド製剤)となります。
好酸球性食道炎は、食堂に障害を引き起こす慢性的な炎症性疾患です。正確な原因はわかっておらず、遺伝的・環境的・免疫系の機能障害が複雑に関与していると考えられています。食べ物などの光源が原因でアレルギー反応を起こし、好酸球と呼ばれるアレルギー性の炎症を起因する白血球が消化管内に集まることで慢性的な炎症を引き起こす疾患です。
症状としては嚥下障害・食道狭窄・食物の嵌頓を引き起こす可能性もあります。(難病に指定されてます。指定難病98)