2020年6月にレミニール錠のジェネリック医薬品が発売されます。各社からガランタミン錠の添付文書が公開されていましたので、各メーカーから発売されるガランタミン錠について、先発との比較データをエクセルで作成しました。
先発品のレミニールには普通錠とOD錠が発売されておりますが、後発品に関しては全後発メーカーの添付文書を確認する限りOD錠しか発売されません。またAG薬は発売されません。
(2020年5月現在)
ガランタミンOD錠を販売する各メーカーの添付文書を確認したところ
・「第一三共(DSEP)」と「共和薬品(アメル)」
・「日本ジェネリック(JG)」と「陽進堂(YD)」
上記のメーカーについては、添付文書の薬物動態に記されている数値が全く同じでしたので、共同開発(同一製品)であることが示唆されます。
・「トーワ」
東和薬品/三和化学/共創未来ファーマの3社が「販売元」として登録されています。
OD4mg:錠剤径:6㎜
OD8mg:錠剤径:7㎜
OD12mg:錠剤径:8㎜
規格が大きくなるにつれて、錠剤径も大きくなるという特徴があります。
(先発品および他社はOD4mgとOD8mgの錠剤径が同じであり、OD12mgのみ錠剤径が大きいという剤形となっています)
・「武田テバ」/「YD」
バラ錠を発売しません
上記以外の特徴(各規格の錠剤の色、錠剤径/厚さ、販売包装など)については、先発と同じように製造されているように思われます(添付文書上での確認です)
先発品との薬物動態比較については添付エクセルファイルをご確認ください。