第一三共が製造販売しているリクシアナ錠について、カテーテルアブレーションを実施される心房細動患者さんを対象とした安全性・有効性のデータがホームページに公開されました。
静脈にカテーテルを挿入し、血管をたどって心臓へ進めます。カテーテルの先端に電極と呼ばれる金属をつけて、不整脈の原因部位に高周波電流を与えて治療する手術。術中および術後に重大な血栓塞栓リスクを伴うため、通常は抗凝固療法がおこなわれます。
被験者:カテーテルアブレーションを施術される心房細動患者600名
リクシアナの服用方法:施術前21~28日及び施術後90日間休薬なし
比較対象:ワルファリン(服用期間は同じ)
施術後90日間における総死亡、脳卒中、重大な出血の発現頻度
リクシアナ群:0.3%(1例/316例)
ワルファリン群:2.0%(2例/101例)
いずれも死亡例なし。上記の3例はいずれも重大な出血でした。
重大な出血の発現率
リクシアナ群:2.5%(10例/405例)
ワルファリン群:1.5%(3例/197例)
出血の多くはカテーテルアブレーション施術に関するもの
リクシアナ錠のELIMINATE-AF試験結果について