リリカのジェネリック医薬品(プレガバリン)のメーカー比較

リリカのジェネリック医薬品(プレガバリン)のメーカー比較

追記:2020年10月20日

リリカを製造販売しているファイザーは、オーソライズドジェネリック(AG薬)の添付文書を公開しました。

子会社のファイザーUPJ名義で医薬品の承認は取得しておりましたが、添付文書を公開しておらず、発売が未定となっていました。他社より2カ月遅れでの情報公開となります。

プレガバリンOD(25mg、75mg、150mg)「ファイザー」が発売されます。

注)プレガバリンカプセル「ファイザー」は発売されません。

 

プレガバリンOD錠の風味リスト

柚子風味:ファイザー、科研、ニプロ、JG、三笠、YD

オレンジ風味:アメル

コーヒー風味:武田テバ

イチゴ風味:日医工、

グレープフルーツ風味:明治、ケミファ、DSEP、NPI

メントール風味:サワイ

 

2020年12月にリリカOD錠のジェネリック医薬品が発売されます。各社からプレガバリン錠の添付文書が公開されていましたので、各メーカーから発売されるプレガバリン錠について、先発との比較データをエクセルで作成しました。

共同開発メーカー

・KMP、オーハラ、杏林

・ケミファ、DSEP、NPI、明治

・サンド、フェルゼン、科研

 

上記のメーカーから発売されるプレガバリンOD150mgの薬物動態が全く同じでしたので、同一製品であることが確認できます。

 

OD50mg錠発売

・日医工

・武田テバ

・KN

tab4

OD150mgが楕円形

・ZE

・ニプロ

・トーワ

 

OD150mgに割線あり

・YD

・日医工

リリカ後発品の承認取得は22社が行っておりますが、2020年9月段階では添付文書がすべて出揃っているわけではなようです。

 

私の個人的な印象ですが、リリカのGEに関してはオリジナル製剤(共同開発していない)割合が多いように思います。リリカが非常に売れ行きの良い製剤ですので、各GEメーカーは独自のセールスポイントを作成するため、オリジナル製品で勝負するのかもしれないなぁと感じました。

ojiyaku

2002年:富山医科薬科大学薬学部卒業