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爪白癬ガイドライン2019改訂

爪白癬ガイドライン2019改訂

爪白癬ガイドランが10年ぶりに改訂されました。

日本皮膚科学会皮膚真菌症診療ガイドライン201

ガイドライン推奨レベル

爪白癬治療に関する推奨度

ラミシール錠(テルビナフィン錠):A

イトリゾールカプセル(イトラコナゾール):A

ネイリンカプセル:A

クレナフィン爪外用液10%(エフィナコナゾール液):B

ルコナック爪外用液5%(ルリコナゾール爪外用液):B

外用薬の推奨度はどちらも”B”でした。

tinea-unguium

ラミシール錠を1日250mg、12週間使用した際の治癒率は58.5%

イトリゾールはテルビナフィンと比較して有意差なし

ネイリンカプセル100mgを12週間使用後、36週間の無治療後の完全治癒率は59.4%

グレナフィン爪外用液10%を48週間投与後の爪白癬完全治癒率は15.2~17.8%

ルコナック爪外用液5%を48週間投与後の爪白癬完全治癒率は14.9%

内服薬・外用薬ともに一定期間の継続治療が必要であるため、患者さん本人の自己判断による中止調節を行わないことが大切です。

ojiyaku

2002年:富山医科薬科大学薬学部卒業

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ojiyaku