2018年10月に生活保護受給者に対して原則として後発医薬品を使用する生活保護法が制定されましたが、そのルールの中に「準先発品」も組み込まれることになります。
(生活保護受給者へ準先発品が処方されたら後発品を給付するルールとなります)
平成31年3月5日の社会・援護局関係主管課長会議資料
平成31年3月5日の社会・援護局関係主管課長会議資料には以下のように記されています。
価格差のある後発医薬品が存在するいわゆる「準先発品」の取扱いについて、多くの疑義を頂いたところである。こうした医薬品については、後発医薬品の使用促進を目的とする一般名処方加算の対象とされているところであり、こうした医療保険制度との整合性の観点から、先発医薬品に準じた取扱いとし、できる限りこれに対応する後発医薬品が給付されるようお願いしたく、平成31年3月31日付けにて、「生活保護法による医療扶助運営要領に関する疑義について」(昭和48年5月1日社保発第87号厚生省社会局保護課長通知)を改正する予定である。
ということなので平成31年3月31日付で疑義が公開される模様です。
平成31年2月26日現在で、準先発品は158品目が薬価収載されておりましたのでエクセルファイルを作成しました(ダウンロード可能です)
準先発品例
外用薬
イソジンガーグル液7%
ヒルドイドゲル0.3%
ヒルドイドソフト軟膏0.3%
ヒルドイドクリーム0.3%
ヒルドイドローション0.3%
ヒルドイドフォーム0.3%
リンデロン-V軟膏0.12%
ベトネベート軟膏0.12%
リンデロン-Vクリーム0.12%
ベトネベートクリーム0.12%
リンデロン-Vローション
内服薬
ベンザリン錠5
ネルボン錠5mg
ネルボン錠10mg
ベンザリン錠10
セルシン散1%
ホリゾン散1%
2mgセルシン錠
ホリゾン錠2mg
5mgセルシン錠
ホリゾン錠5mg
10mgセルシン錠
テグレトール細粒50%
テグレトール錠200mg
テグレトール錠100mg
バファリン配合錠A330
アキネトン細粒1%
アーテン散1%
レボトミン散10%
ヒルナミン細粒10%
レボトミン顆粒10%
ヒルナミン錠(50mg)
レボトミン錠50mg
アタラックス-Pカプセル25mg
セレネース細粒1%
セレネース錠0.75mg
セレネース錠1mg
セレネース錠1.5mg
セレネース錠3mg
PL配合顆粒
ブスコパン錠10mg
ダクチル錠50mg
インデラル錠10mg
フルイトラン錠2mg
フルイトラン錠1mg
アルダクトンA錠25mg
アルダクトンA錠50mg
ラシックス細粒4%
ラシックス錠20mg
ラシックス錠40mg
ラシックス錠10mg
ワソラン錠40mg
生活保護受給者のジェネリック医薬品使用の原則化について(2018年9月4日資料より)]