かかりつけ薬剤師・薬局推進指導者協議会資料公開
厚生労働省の医薬・生活衛生局は「かかりつけ薬剤師・薬局推進指導者協議会資料」を公開しました。
講演資料の中で、「かかりつけ薬剤師・薬局」に関する地域の取り組みについての具体的な報告が示されています。
・佐賀県:献血時の検査成績通知表等を利用した薬局機能強化の取り組み
・三重県:地域で取り組む薬剤師在宅訪問サポート推進の取り組み
・大阪府:薬薬連携を土台とした退院時の状況共有の取り組みの紹介
平成30年度診療報酬改定でも医療機関と地域との関わり合いが重要視されております。「かかりつけ」という考え方を広めていくためにも上記のような取り組みというのは、患者様にとって“足を運びやすい薬局”という認識につながるのではないでしょうか。
尚、公開された複数の資料の一番最後ですが“薬局における適性な業務の確保”という内容で
・今般、処方箋に基づく調剤を行ったにもかかわらず他の薬局に調剤済みとなった当該処方箋を送付し、必要な記録等を怠ったことにより調剤の責任の所在が不明確となる事案等、関係法令の規定に違反するおそれのある行為が、薬局開設者及び薬局に従事する薬剤師により行われた事案が複数発覚しています。 厚生労働省としては、都道府県等と協力し、薬局における適正な業務の確保に取り 組んでまいります。
いわゆる付け替え請求に関して再度“くぎを刺した”内容が記されております。