2017~2018年シーズンにおける抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の関係
2017~2018年シーズンにおける抗インフルエンザ薬の有無と異常行動に関する集計が報告されました。
結論
これまで同様に、抗インフルエンザウイルス薬の種類、使用の有無と異常行動については、特定の関係に限られるものとではないと考えられた。抗インフルエンザウイルス薬の処方の有無に関わらず、インフルエン ザ発症後の異常行動に関して、注意喚起を行うこと。
2017~2018年シーズンにおける抗インフルエンザウイルス薬の有無と異常行動について
重度の異常な行動の服用薬別の報告件数
タミフル:3件(12件)
アセトアミノフェン:35件(20件)
リレンザ:16件(8件)
イナビル:26件(15件)
ゾフルーザ:2件(1件)
ラピアクタ:2件(1件)であり
これらの医薬品の服用がなかったのは:16件(12件)
( )の件数は 、突然走りだす・飛び降りの内数です。
異常行動発現頻度
年齢:9歳、13歳で異常行動発現頻度が一番高い
年齢:男性63%、女性37%
最高体温平均値:39度
発熱から異常行動発現までの日数:発熱後1日以内(24%)、2日目(50%)、3日目(21%)
ワクチン接種の有無:無し(68%)、1回(13%)、2回(19%)
異常行動と睡眠の関係
異常行動が眠りから覚めて直ぐに起こった(61%)
異常行動は覚醒していて徐々に起こった(22%)