おじさん薬剤師の日記

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妊婦 痛み止め

妊婦さんも使用できる喉の痛み止め“アズノールうがい液”の効き目を患者様へお伝えする

投稿日:2018年5月25日 更新日:

妊婦さんも使用できる喉の痛み止め“アズノールうがい液”の効き目を患者様へお伝えする

 

風邪による喉の痛み止めとしてイソジンガーグルやアズノールうがい液が処方されることがあります。この2剤は働きが異なりまして、イソジンガーグルはウイルスをやっつける効果があり、アズノールうがい液は患部の“痛みを取る”働きがあります。今回はアズノールうがい液の効果・使い方について調べてみました。

アズノールうがい液とは

キク科植物のジャーマン・カモミール(和名:カミツレ)の頭花(白い花)を水蒸気蒸留法により精製して、抽出すると濃紺色の精油を得ることができます。この精油がアズレンと命名されています。精油の中には種々のアズレン類似物質が含まれておりますが、アズノールうがい液の有効成分「アズレンスルホン酸ナトリウム」は、その中でも最も強力な抗炎症作用を有する成分が選ばれており、医薬品として使用されています。精油を聞くと水に溶けにくい印象がありますが、「アズレンスルホン酸ナトリウム」は高濃度で安定であり、水に均一に溶けることができる製剤となっています。

授乳婦が使用する抗精神病薬について

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アズノールうがい液の効き目

アズノールうがい液が喉の痛い部分に「ピタッと」触れると痛みを抑える効果が現れます。(痛い部分にアズノールうがい液が触れなければ痛みはおさまりません)。

 

多くの飲み薬の効き目は胃壁や小腸から吸収さえて、血液中を流れて“体の内側”から効果を発揮します。しかしアズノールうがい液は“触れた部分の炎症を抑える”はたらきです。アズノールうがい液が触れた部分の細胞は白血球による炎症反応を抑えられ、さらにアレルギーや炎症を引き起こす“マスト細胞”からアレルギー反応を引き起こす原因物質が細胞外に出てくることを抑える効果もあります。(アズノールうがい液は、脳内の下垂体や、抗炎症作用を促す副腎へ影響することなく炎症がおきている患部に直接作用します)

ロキソニン錠やイブプロフェン錠といった痛み止めのはたらきは、小腸から吸収されて血液を介して「細胞内での痛み成分(プロスタグランジン)の産生をおさえる」という働きですので、アズノールうがい液と効き目が異なるため一緒に使用することができます。

アズレンうがい液の効果

妊婦がアズノールうがい液を使用した場合、喉に対する局所作用であり、動物およびヒトでの催奇形性、胎児毒性を示唆するデータがありませんので、妊婦の使用は可能と考えられることが示されています。

 

尚、10倍程度に薄めたアズノールうがい液を使ってガラガラとうがいを終えた後に、飲んでも問題はありません。(アズレンスルホン酸ナトリウム3mg(0.3%)という胃薬があるためです)

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以上のことをまとめます

 

アズノールうがい液は、のどの痛い部分にしっかりあたるように“うがい”を行うと非常に効果的な薬剤です。患部にアズノール成分が触れると1分以内には痛み止めの効果を感じることができます(個人差はあります)。1日3~4回程度使用できれば強い喉の痛みを感じずに過ごすことができます。妊婦さんが使用することもできますので、痛み止めを服用できない場合でもアズノールうがい液を使用することでのどの痛みを軽減することができます。

 

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執筆者:ojiyaku


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