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ロキソニンゲル1%の塗擦量および塗擦回数をロキソニンテープ100mg含有量と換算して効果を検討する

ojiyaku 0
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ロキソニンゲル1%の塗擦量および塗擦回数をロキソニンテープ100mg含有量と換算して効果を検討する

第一三共株式会社のMedical Libraryにはロキソニンゲルの具体的な1回の塗擦量が記載されています。肩・首に約5cm、手・指に約1cm、肘に約3cm、腰に約7cm、膝に約3cm、足に約2cm使用したところ良好な鎮痛効果、活動性、満足度が得られたという報告があります。

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上記使用量を目安にしながらロキソニンゲル1%の成分であるロキソプロフェンの具体的な使用量をロキソニンテープ100mgと対比しながら計算してみたいと思います。

肘の表面積を150平方センチメートルとして計算をすすめます。薬局内に開封済みのロキソニンゲル1%があったので肘に塗擦する目安量である3cmをチューブから出して重さを軽量してみたところ1.5gであることがわかりました。

ひとつ注目すべきことは一般的な軟膏(ステロイド軟膏など)の塗布量目安は
1FTU(0.5g)=大人の両手面積(300平方センチメートル)と言われていますが、ロキソニゲルは1.5gを150平方センチメートルに塗擦する量であるということです。当量換算をしますと、一般的な軟膏(ステロイド軟膏など)の塗布量にくらべ、ロキソニンゲルは約6倍量を塗擦することが目安量として示されています。さらに塗布ではなく塗擦と記載されていることから軽くすりこむ程度に使うことを想定して使用量が計算されているものと思われます。

第一三共が推奨するロキソニンゲル1%の使用量は150平方センチメートル(肘)あたり1.5g(3cm)ですのでロキソプロフェン量で換算すると15mgと計算することができます。この15mgという量をロキソニンテープ100mgと比較してみます。

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ロキソニンテープ100mg(10cm×14cm:140平方センチメートル)中に含まれるロキソプロフェン含有量を計算します。

140平方センチメートルでロキソプロフェン量100mgが含まれていますので
150平方センチメートルではロキソプロフェン量で107mgとわかります。

○ロキソプロフェンの使用量だけに着目して1日の塗擦回数を検討します
ロキソニンゲル1%を150平方センチメートルに塗擦する量はロキソプロフェン量で15mgですので単純計算ではロキソニンゲル1%を1日7回程度、塗擦を繰り返せばロキソニンテープ100mgと同程度のロキソプロフェンを使用したという計算になります。

○ロキソプロフェンによる鎮痛効果を加味して1日の塗擦回数を検討します
ロキソニンゲル1%を使用してロキソニンテープ100mgと同程度の鎮痛効果を期待する場合、実際はロキソニンゲル1%を7回も塗擦する必要はありません。ロキソニンテープ100mgの鎮痛効果は24時間一定ではなく、塗布後4~6時間をピークにして少しずつ下降していくためです。また、就寝中はロキソニンゲル1%を塗擦できませんので、実際の1日塗擦回数は3~5回程度が妥当なのではないかと推測されます。

○ロキソニンゲルとロキソニンパップ(ロキソニンテープ)との皮膚角層中へのロキソプロフェン移行性について健康成人を対象として検討されたデータ

ロキソニンゲル1%およびロキソニンパップ(ロキソニンテープ)を患部に塗擦または貼付したあとに6時間後に投与部位の角層を剥離し、角層中ロキソプロフェン量を定量したデータでは角層中総ロキソプロフェン量がそれぞれ
ロキソニンゲル1%:9.11μg/3.14平方センチメートル
ロキソニンパップ100mg:10.6177μg/3.14平方センチメートル
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ロキソニンゲルおよびロキソニンテープのロキソプロフェン含有量からいろいろと計算して1日の塗擦回数を検討してきましたが、実際の角層中への移行量を目にするとその答えは一目瞭然でした。ロキソニンゲル1%は6時間ごとに塗りなおせば(1日3~4回程度)ロキソニンパップ(ロキソニンテープ)と同等の効果が得られるということがわかりました。

まとめ
ロキソニンゲル1%とロキソニンテープ100mgに含まれるロキソプロフェンの含有量で計算するとロキソニンゲル1%を1日7回患部に塗擦すれば同量となります。実際の効果としては6時間ごとにロキソニンゲル1%を塗擦すれば十分な効果が得られます。ロキソニンゲル1%の使用量はメーカーホームページに記載されていますが、思っているよりは多少多めにロキソニンゲルを手に取り、擦り込むように塗ると効果的なようです。

 

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