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重篤副作用マニュアルに「低カリウム血症」、「多形紅斑」が追加

ojiyaku 0
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重篤副作用マニュアルに「低カリウム血症」、「多形紅斑」が追加

 

平成30年5月31日、重篤副作用総合対策検討会が行われ、重篤副作用マニュアルに「低カリウム血症」と「多形紅斑」が新たに追加することが了承されました。

重篤副作用疾患別マニュアル別の進歩状況

低カリウム血症についての重篤副作用マニュアル

低カリウム血症の自覚症状

 

「手足のだるさ」、「こわばり」、「力がぬける感じ」「筋肉痛」「呼吸困難感」

 

カリウムは生野菜や果物に多く含まれる電解質で、血液中のカリウムが低下した状態を低カリウム血症といいます。おう吐や下痢によって消化管から喪失してしまう場合と、多くのインスリンを注射することで細胞の中にカリウムが移動してしまう場合と、腎臓から尿にカリウムが多量に排出される場合があります。低カリウム血症の主な症状としては、「手足の力が抜けたり弱くなったりする」があり、これに次いで「手足のだるさ」、「こわばり」、「筋肉痛」、「麻痺」、「不整脈」などがあります。症状が進むと、「体を動かすと息苦しくなる」、「歩いたり足ったりできなくなる」、「赤褐色の尿がでる」、「尿がたくさん出たり、出にくくなったりする」、「糖尿病が悪くなる」こともあります。

 

低カリウム血症は、血液中のカリウムが低下する病気で、脱力や呼吸困難感、不整脈などを認めます。カリウムの摂取不足や下痢やおう吐による胃腸からのカリウムの喪失、腎臓からの尿にカリウムが多く含まれ腎臓から失われるケースがあります。利尿薬、甘草やその主成分であるグリチルリチンを含む漢方薬、肝臓病の治療薬、アミノグリコシド系抗菌薬でみられます。

 

推定原因医薬品

推定原因医薬品は、主に利尿薬(ループ利尿薬、チアジド系利尿薬)、甘草を含む漢方薬、グリチルリチン製剤、アミノグリコシド系抗菌薬、シスプラチン、その他ヒドロコルチゾンやプレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイドでも低カリウム血症を惹起しうる。細胞内にカリウムを移動させるインスリンやβ2 刺激薬も低カリウム血症を起こすことがある。

低カリウム血症についての重篤副作用マニュアル

多形紅斑についての重篤副作用マニュアル

多形紅斑の自覚症状

 

「皮ふの広い範囲が赤くなる」「水ぶくれが皮ふの赤い部分にできる」「発熱」「くちびるや目が赤くなる」

 

全身の皮ふに紅斑が多発する多形紅斑は医薬品によって引き起 こされることがあります。抗菌薬、解熱 げねつ消炎 しょうえん 鎮痛 ちんつう 薬 やく 、感冒薬、抗けいれん薬、造影剤、抗悪性腫瘍薬などのほか、多数の医薬品でみられることがあります

 

多形紅斑とは? 

 

多形紅斑(EM)とは、境界のはっきりとした赤い発疹 ほっしん やときに水ぶくれが出現し拡大する病気です。発熱などの全身症状、くちびるのただれや目の充血を伴い、発疹が体全体に広くみられる場合があり、多形紅斑重症型(EM major)と呼びます。くちびるや目の症状が強いときは「スティーヴンス・ジョンソン症候群」と診断されます。様々な原因で発症しますが、お薬やマイコプラズマや連鎖球菌などの細菌や単純ヘルペスウイルスの感染が主な原因として知られています。

 

 原因と考えられる医薬品は、主に抗菌薬、解熱消炎鎮痛薬  、抗 けいれん薬、造影剤、抗悪性腫瘍薬など広範囲にわたります。発症メカニズムについては、医薬品などにより生じた免疫・アレルギー 反応によるものと考えられています。抗悪性腫瘍薬によるものなど には非アレルギー性の皮ふの障害と考えられるものもあります。

 

推定原因医薬品   

推定原因医薬品は、抗菌薬、解熱消炎鎮痛薬、感冒薬、抗けいれん薬、非 イオン性造影剤、抗悪性腫瘍薬、痛風治療薬、サルファ剤、消化性潰瘍薬、 精神神経用薬、筋弛緩薬、高血圧治療薬など広範囲にわたり、その他の医薬 品によっても発生することが報告されている。

多形紅斑についての重篤副作用マニュアル

重篤副作用疾患別マニュアル別の進歩状況

 





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