ツムラ漢方製剤50音順エクセル作成!調剤・薬歴管理を効率化する便利ツールの紹介
調剤業務や処方監査、そして薬歴管理を行う中で、「漢方薬」を取り扱うことは多々あると思います。。特にシェアの大きいツムラ社の漢方製剤は、多くの医療機関で採用されています。しかし、この漢方薬、実務においては「名称と製剤番号の不一致」や「独特な読み方の難しさ」に頭を悩まされることが少なくありません。
今回は、そんな実務のストレスを軽減するために「ツムラ漢方製剤・50音順表記エクセルファイル」をご紹介します。A4サイズでの印刷も可能ですし、デスクトップ上で検索することもできます。ご入用の方は以下よりdownloadしてください。ブラウザはgoogle chromeを推奨します。
1. 漢方調剤における「製剤番号」と「薬品名」
調剤薬局や病院の現場で処方箋を応需した際、まず確認するのが薬品名です。最近の電子カルテやレセコンでは、薬品名と一緒に「ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用) No.1」といった具合に、製剤番号が併記されている処方箋もあれば、薬品名だけが記載されている処方箋もあり、病院ごとに記載方法は異なります。
番号がない処方箋への対応
病院が採用している採用薬品マスタによっては、薬品名のみが記載され、製剤番号が省略されているケースが多々あります。
「葛根湯」なら1番だと即座に分かりますが、「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」や「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」など、似たような名称で番号がパッと思い出せない製剤の場合、わざわざ薬棚を探したり、「何番だっけ?」と同僚に尋ねることもあるかもしれません。
この「調剤前に番号を確認する」という数秒、数十秒のロスが、繁忙期には大きなストレスとなります。
名称から番号へのスムーズなリンク
今回ご紹介するエクセルファイルは、50音順で全てのツムラ漢方製剤を網羅しています。「か行」の欄を見れば即座に「荊芥連翹湯は50番」と分かります。この「名称から番号をリンクさせるスピード」こそが、調剤過誤を防ぎ、かつスピードを向上させる鍵となります。
2. 薬歴管理と「読み仮名」の重要性
漢方薬のもう一つの難敵が「読み方」です。医療従事者であっても、すべての漢方薬を正確に読める方は限られています。
読み仮名が分からないことによる弊害
薬歴を記載する際、あるいは他院の併用薬を薬歴に取り込む際、名称の読み方が分からなければタイピングが止まってしまいます。
例えば、「温経湯(うんけいとう)」と「温清飲(うんせいいん)」。文字で見れば判別できますが、いざ入力しようとすると「おん……?」と一瞬迷うことはありませんか?
さらに難しいのが「茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)」や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」といった、画数が多く読みも独特な製剤です。
既存のPDF資料の弱点
ツムラ社の公式ホームページでは、非常に便利な50音表がPDF形式で公開されています。しかし、PDFには以下の2つの難点がありました。
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編集ができない: 自分の職場の棚割り(番号順など)に合わせてカスタマイズしたり、特記事項を書き込んだりすることができません。
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ルビ(読み仮名)の視認性: PDF版は漢字の上に小さなルビが振られているため、モニター上で拡大しないと読みづらい、あるいは印刷すると文字が潰れてしまうという欠点がありました。
今回作成したエクセルファイルでは、読み仮名を別セル、あるいは隣接する分かりやすい位置に配置しています。これにより、一目で読みを確認でき、薬歴入力のスピードが格段に向上します。
3. なぜ「エクセルファイル」である必要があるのか
今回、あえてPDFではなくエクセル形式で作成・配布することにこだわったのには理由があります。それは「現場ごとの最適化」を可能にするためです。

デスクトップ上でのクイック検索
エクセルであれば、ファイルを開いて「Ctrl + F」のショートカットキーを使うだけで、一瞬で目的の薬を探し出すことができます。紙の資料をめくるよりも、マウスを持つ手だけで完結するデジタル検索の方が圧倒的に速い場面も多いはずです。
レイアウトの自由自在な変更
職場の環境は様々です。「老眼のスタッフが多いから、とにかく文字を大きくしたい」「漢方の効能効果も一言付け加えたい」「在庫している製剤にだけ色をつけたい」といった要望は、エクセルでなければ叶えられません。
今回、作成したエクセルファイルは、基本的な項目(番号、名称、読み仮名)を整理していますが、これをベースに皆様が使いやすいように「育てる」ことができるのが最大の特徴です。
印刷して壁に貼る、手元に置く
A4サイズ1枚、あるいは数枚に収まるようにレイアウトを組んでいます。
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調剤棚の横に貼って、ピックアップ時のダブルチェックに。
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監査台のデスクマットの下に敷いて、名称確認に。
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薬歴入力用のパソコン横にラミネートして設置。
このように、アナログな使い勝手の良さも担保されています。
4. 若手薬剤師・実務実習生への教育ツールとして
この50音順表記表は、教育の現場でも威力を発揮します。
実務実習に来た学生さんや、新人の薬剤師さんにとって、100種類以上ある漢方薬の番号を覚えるのは至難の業です。
「番号で覚えて」と言うのは簡単ですが、まずは「名称から番号をリンクするという作業を繰り返すことで、自然と頭に入っていくものです。
このエクセルファイルを共有してあげることで、彼らの業務習得スピードは上がり、質問攻めでベテラン薬剤師の手が止まる回数も減ることでしょう。
5. 本エクセルファイルの構成と活用例
今回配布するファイルは、以下のような構成になっています。
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製剤番号: 1番から順に網羅。
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50音順インデックス: 「あいうえお」で検索可能。
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読み仮名: カタカナで大きく表記。
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自由記入欄: 職場の在庫場所などを書き込めるスペース(適宜調整可能)。
(または目視入力)することで、誤入力を防ぎます。
6. ダウンロードとご利用にあたっての注意点
ダウンロード方法
「以下のリンクより、エクセルファイルをダウンロードしてください。ファイル形式は.xlsxです。マクロなどは使用していませんので、安心して開いていただけます。」
ご利用上の注意
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データの正確性: 作成には万全を期していますが、ツムラ社の公式データや最新の添付文書を必ず最終確認として参照してください。
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二次配布について: 職場内での共有は自由ですが、無断での転載や販売はご遠慮ください。
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カスタマイズ: 自由に行っていただいて構いません。むしろ、皆様の現場に合わせて使いやすく変えていただければ幸いです。
まとめ
今回は、医療現場での利便性を追求した「ツムラ漢方製剤50音順・エクセル表記表」についてご紹介しました。
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処方箋に番号がなくても、名称から即座に製剤番号をリンク。
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独特な漢字の読み仮名を分かりやすく配置し、薬歴入力を高速化。
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PDFにはない「編集・カスタマイズ性」で、現場の最適化を実現。
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A4印刷対応で、アナログ・デジタル両面から業務をサポート。
