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メトグルコ服用と体重増減について

ojiyaku 15
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メトグルコ服用と体重増減について

アメリカではメトグルコが過体重または肥満患者さんへ肥満改善を目的として処方されるケースがあります。また2型糖尿病患者さんへは高血糖改善を目的として処方されています。今回は健常人または2型糖尿病患者さんへメトグルコが処方された際の体重変化に着目してみます。

メトグルコとアルコール多飲による乳酸アシドーシス症例


メトグルコ服用により体重減少傾向が認められた例

肥満非糖尿病患者の集団を対象としてメトグルコ(850mg)を6か月間投与した時の効果を確認したデータでは、ある程度体重減少、体重減少傾向が認められたと報告しているデータはいくつかあります。

しかし、メトグルコによる体重減少効果を報告している複数のデータについて対照比較試験との解析を行った結果、体重に対する作用は体重コントロールそのものを目的とした治療に用いるほど大きくはないと結論づけられています。

つまりメトグルコを服用しているというプラセボ効果なのか、メトグルコの腸管ブドウ糖嫌気性代謝作用、末梢での糖利用亢進作用などの働きのためかは不明ですが、メトグルコ服用により明確な体重減少効果は期待するほどでもないことが示唆されました。

2型糖尿病患者さんにおけるメトグルコと体重

メトグルコとアルコール多飲による乳酸アシドーシス症例


メトグルコ服用により体重減少傾向が認められた例
2型糖尿病患者さんに処方される薬の中では、SU剤(アマリール、オイグルコン、グリミクロン)、インスリン製剤の働きは血中のブドウ糖を細胞内に取り込む効果を促進することで血糖値(血液中のブドウ糖量)を減少させることを目的として投与されます。つまりブドウ糖を体が蓄えるため体重増加はやむをえません。

平均年齢79歳の糖尿病患者さんを対照としてメトグルコとSU剤による体重増減を比較したデータではメトグルコ群では体重が平均2kg減少したのに対し、SU剤では1.6kg増加したとういデータがあります。報告されているデータの平均ではメトグルコ単剤服用群とSU剤単剤服用群での平均体重差は平均4kgであり、メトグルコ単剤の患者さん群で体重減少が示されています。

メトグルコと食事療法
2型糖尿病患者さんを対象としてメトグルコ単剤服用群と食事療法群とにわけて10年にわたり体重増減を確認したデータでは、この2群間に体重変動の差はみられなかった(2年間で2kg程度の増量)。つまりメトグルコ服用と食事療法は、いずれも体重変動に関して他の糖尿病治療薬よりも体重増加作用は少なく、治療をつづけることができることが明らかとなっています。

まとめ
メトグルコ単剤服用による体重減少効果(ダイエット効果)については、それを証明するデータはありません。あくまで体重減少に寄与する可能性がある程度にとどまりました。

メトグルコとアルコール多飲による乳酸アシドーシス症例


メトグルコ服用により体重減少傾向が認められた例
一方、2型糖尿病患者さんに関しては、他の糖尿病薬では体重増加がやむを得ないのに対し、メトグルコでは体重減少効果がみとめられました。糖尿病治療は長きにわたり治療が続きますのでメトグルコによる体重管理は重要であると思われます。

 

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