2017年12月に薬価収載予定となる後発医薬品(ジェネリック医薬品)が承認される(2017年8月15日)
2017年12月に薬価収載予定となる後発医薬品(ジェネリック医薬品)のリストが公開されました。
2017年12月に新規で発売されるジェネリック医薬品としては
イルベタン錠/アバプロ錠のジェネリック医薬品として、イルベサルタン錠を11社、イルベサルタンOD錠を1社が承認されています。
大日本住友の子会社であるDSファーマバイオメディカルがAG薬を承認しています。
イルベタンの配合錠であるアイミクス配合錠、イルトラ配合錠については後発医薬品の承認はありませんでした。
2017年9月にAG薬が先行発売されますが、オルメテック・クレストールのジェネリック医薬品も2017年12月発売として多数のメーカーが承認されました。
オルメサルタン錠:19社
オルメサルタンOD錠:8社
(合計103品目)
ロスバスタチン錠:25社
ロスバスタチンOD錠:17社
東和薬品と高田製薬がロスバスタチン錠10mgを発売します。先発品にはない規格です。
新規で発売されるその他の品目としては
ディフェリンゲルのGEとして
アダパレンゲル0.1%:8社
アダパレンクリーム0.1%:1社
アダパレンクリーム製剤が初めて発売されます。ディフェリンゲルからアダパレンクリームへ代替調剤することはできません。クリーム製剤はゲル製剤にくらべて顔のテカリを抑えることができる印象があります。
ファムビル錠のGEとして
ファムシクロビル:10社
ルプラック錠のGEとして
トラセミド錠:1社
テモダールカプセルのGEとして
テモゾロミド:1社
トラバタンズ点眼液のGEとして
トラボプロスト点眼液:1社
コソプト配合点液のGEとして
ドルモロール点眼液:1社
ナゾネックス点鼻液のGEとして
モメタゾン点鼻液:1社
スタレボ配合錠のGEとして
エカレボ配合錠:1社
ゾフラン錠のGEとして
オンダンセトロン錠:1社
また、新規発売ではありませんが
リピディル(トライコア)錠53.3mg/80mgのGEとして
フェノフィブラート錠53.3mg/80mg:1社
プログラフカプセルのGEとして
タクロリムス錠2mg(2mgという規格は初めて承認されました)
今回は35成分300品目以上の医薬品が承認されました。エルメッドエーザイ・東和薬品・日医工などは承認をうけると同時にオルメサルタンやロスバスタチンなどの添付文書を公開しています。
12月までに各製剤の特徴が見えてくると思いますので、調べてみたいと思います。