三菱ケミカルPTPシートを5%値上げ発表
三菱ケミカル株式会社は原油高騰などを理由に、2018年2月15日よりPTPシートの値段を5%上げることを発表しました。
以下本文です。
三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下「当社」 )は、錠 剤・カプセルの包装に使用されるPTP※用硬質ポリ塩化ビニルシート及びポリプロピレン シート(以下「当該製品」 )について、価格改定を実施することといたしました。
PTPシートの種類:「ビニルホイル」、「スーパービニルホイル」
原油・ナフサ等の市況高騰により主原料の価格が上昇している昨今の状況下、当該製品 にかかる包装費や物流費、用役費等の諸費用は、これと同様に大きく上昇しています。 当社といたしましては、こうしたコストアップ分を自助努力のみで対応することは困難 と判断し、今後も製品の安定供給をするために、今般、以下のとおり価格を改訂すること と致しました。
製品名
硬質ポリ塩化ビニルシート 「ビニホイル®」 Cシリーズ、Fシリーズ
ポリプロピレンシート 「スーパーホイル®」 Eシリーズ
値上げ幅
+5%
改定時期
2018年2月15日出荷分から
三菱ケミカルは2017年4月に三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンの3社が統合してスタートした会社であり、PTPシート製品としては
「ビニルホイルシリーズ」:フッ素系材料を複合し、高い防湿性を高めた製品
「スーパーホイルシリーズ」:植物由来樹脂を複合し、化石資源の使用を抑えて防湿性を高めた製品
などがあります。
製薬メーカーとしては田辺三菱製薬が三菱ケミカルと同一グループとなっております。
製薬メーカーとしては、薬価引き下げ、新薬創出加算の厳格化に加えてPTPシートの値上げと、立て続けに経営的にダメージとなる情報が広がっています。