バイアグラが2022年4月1日から不妊治療の適応が認められ保険適用へ
厚生労働省は2022年2月2日の中医協総会にて、不妊治療に保険医療を適応して処方できる医薬品として6成分16品目を薬価収載することを承認します。
該当する6成分16品目は既に医薬品として使用されているものの、保険適応がないためこれまでは自由診療(自費)にて医薬品を販売していた品目なのですが、2022年4月1日からは「不妊症」としての適応症を有することで保険医療として調剤することが可能となります。
以下に該当品目を記します。
不妊治療医薬品6成分16品目についての詳細
「勃起障害を伴う男性不妊症治療薬」
効能効果:勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持ができない患者)
注意)保険適用の対象として想定されるのは、勃起不全による男性不妊のみ
バイアグラ錠25mg:959.6円
バイアグラ錠50mg:1380円
シアリス錠5mg:1343.8円
シアリス錠10mg:1454.6円
シアリス錠20mg:1529.9円
「早発排卵防止薬」
効能効果:調節卵巣刺激下における早発排卵防止
ガニレスト皮下注0.25mgシリンジ:9085円
セトロタイド注射用0.25mg:9241円
「黄体ホルモン製剤(生殖補助医療における黄体補充)」
ルテウム膣用坐剤400mg:553.1円
ウトロゲスタン膣用カプセル200mg:368.8円
ルティナス膣錠100mg:368.8円
ワンクリノン膣用ゲル90mg:1106.4円
「排卵誘発剤(脳下垂体ホルモン剤)」
効能効果:生殖補助医療における調節卵巣刺激(卵胞刺激ホルモン作用)
レコベル皮下注12μgペン:15103円
レコベル皮下注36μgペン:36394円
レコベル皮下注72μgペン:63390円