子供は転んで軽い怪我をするのがつきものです。
「〇〇をぶつけた」
「膝に青あざができた」
「転んだから○○が痛い」
などは日常茶飯事です。多くの場合は患部に対して「ちちんぷいぷい痛いの痛いの飛んでいけ」と言って気を紛らわすことで事を収めようとします。
しかし、それでも食い下がって「痛い」「あざが消えない」と子供が主張を続けてくることがあります。
その時の対処法として、私が考える最適解の一つが「スチックゼノール(医療用医薬品)」「ゼノールチックE(市販薬)」です。
(私の場合、蚊に刺された場合の最適解も「ゼノールチックE」です)
以下にその理由および使い勝手の良さについて記します。
例えばですが、痛み止めの貼り薬が家にあったとして
ロキソニンテープ、フェルビナクテープ、バンテリンパップ、フェイタスパップ、インドメタシンパップ
のような商品はすべて15歳未満に使用することができません。
これは、昔から言われていることで、薬の教科書の一番最初に書いてあることなのですが
ロキソニン・フェルビナク、インドメタシンなどのNSAIDSと呼ばれる痛み止めを子供に使用すると「インフルエンザ脳症」「ライ症候群(ウイルス感染後に発症する急性脳症)」を発症する可能性があるため、子供には禁忌(使用することができない)とされてます。
貼り薬がダメなら塗り薬ではどうか?と考えるかもしれませんが
バンテリンゲル(インドメタシン製剤)であれば11歳以上で使用可能であるものの、ロキソニンゲルやフェルビナクゲルは15歳以上でなければ使用することができません。
そんな中、使い勝手がよく子供にも使用することができる塗り薬として「ゼノールチックE(市販薬)」「スチックゼノールA(医療用医薬品)」という商品があります。
小学校に上がる前の子供にシップや絆創膏を貼っても、気になってしまって、ものの数分で湿布lや絆創膏をはがしてしまうことがよくあります。結果的に「湿布を無駄に捨てるだけ」という結末になってしまいます。
そこで登場するのが「塗り薬」です。「塗り薬」であれば湿布や絆創膏とくらべて「貼付部位が気になる」ことはありませんので、前述したように「無駄になる」ことはありません。
また、子供の場合「〇〇が痛い」「青あざがある」といった主張は一時的であり、1時間もすれば、いつものように走り回って痛みを忘れることがよくあります。
つまり子供の訴える「痛み」を取り去る作業といのは「その場の5分間」の痛みを忘れさせてあげればいいわけです。
注意)骨折が疑われる場合や広範囲の打撲など、治療が必要な場合は速やかに病院へ行きましょう
「その場の5分」の痛みをとり、子供にも使用できる塗り薬として私が愛用しているのが「ゼノールチックE」または「スチックゼノールA」です。以下に子供に対してゼノールチックEまたはスチックゼノールAを使用する有益性を記載します。(個人的な見解です)
・塗った瞬間にスース―する
dlカンフルという成分が刺激となり塗布部位の血管がひろがります。そこにl-メントール(メンソール)というハッカ由来の成分が汗腺からしみこみ「「スース―」とした冷感を感じます。
子供に「ゼノールチックE」を塗ってあげると「ヒヤっとしてびっくりする」ことがあります。この時点で子供の興味は「痛み」から「スース―」に切り替わっているのかもしれません。
・2~5時間程度、痛み止めの成分が効く
子供にも使用することができる痛み止め成分「サリチル酸メチル」」を患部に塗ることにより鎮痛効果が得られえます。厳密に〇〇時間効き目が続きますと言い切ることはできないのですが、動物実験のデータで、ゼノールチックE」を塗った後、2時間後に患部に刺激を加えても痛み・炎症を鎮静化し続けたことがインタービューフォームに記されています。
私の解釈ですが、スチックゼノールAまたはゼノールチックEを塗ると4時間程度は効き目が持続すると考えます。
また鎮痛効果のある主成分「サリチル酸メチル」、血管拡張作用のある「dlカンフル」、皮膚刺激を緩和する冷んやりスース―成分「l-メントール」が、いずれも「水に極めて溶けにくい」成分であるため、「汗にとけにくい」という性質があります。
そのため、子供に一度塗ってあげると、子供が「痛み」をコロッと忘れて遊び始める程度の時間であれば、鎮痛効果が十分に持続します。
・私は虫刺されにも使う
本来の使い方ではございません。あくまで「私の勝手な使い方」であることをご理解ください。
虫刺されによる「かゆみ」に対してゼノールチックEを塗ると「l-メントール」がスース―ヒヤヒヤすることで痒みを緩和します
「めちゃめちゃ痒い」→「我慢できるかな」「気にならないかな」
程度まで「かゆみ」を減らすことができるケースがあります。
注意)毛虫による痒みは病院へ行きましょう。
どうしても市販薬で虫刺されを対処したい場合は
・ベトネベートN軟膏AS(かゆみ止め、抗生物質含有)を薄く塗った後、ゼノールチックE(スース―、炎症止め)を塗ると、かなり「かゆみ」を鎮めることができます。
少し話しはそれましたが、子供が転んで「膝が痛い」「青あざできた」場合(患部に切り傷がある場合を除く)と、ワーワー泣き止まないときには
「ゼノールチックE」をサラっと塗ってあげることが一つの解決となると私は考えます。
最期に、ゼノールチックEを使用する際の最大の注意点を記します。
入浴の直前直後、運動の直前直後、夏場の暑い日は皮膚の温度が上がっており汗腺が開いた状態となっています。この状況下で「ゼノールチックE」を塗ると、l-メントールが皮膚にしみこみ「スース―・スカスカ・冷んやり」効果が何倍にも感じます。また、dlカンフルが血管拡張・血流改善を促すため「l-メントール」による刺激感(ヒリヒリ感)が増します。こうなると刺激が「熱感」となり、場合によっては我慢できないほどの「熱さ」と「ヒリヒリとした状態」が続くことになってしまします。
このような状態になった場合は、シャワー(水やぬるま湯)や石鹸などで洗い流して刺激を緩和してあげてください。ゼノールチックE:送料無料